ヒートシンクの「渦巻き」が微妙な成型になっているという特徴もあり、具体的には、個々のフィンが最下部付近で「く」の字型に曲げられていたり、フィンが根元（中心部）から先端部（周辺部）に行くに従い、だんだんと「寝かされていく」度合いが強くなっている。

　搭載ファンは温度可変速の7cm角ファンで、ファンの厚みが厚い珍しいタイプ。回転速度は3,000～5,500rpmで、動作音は28～53dB。温度センサーはファンの吸い込み側に設置されている。

　対応クロックは「現行コアのPentium 4で最大2.5GHz」（CUSTOM）という。

[撮影協力:高速電脳とCUSTOMとコムサテライト1号店]

　Socket AとScoekt 423に対応した製品で、CPUソケットの周囲にあるマウントホールを使ってマザーボードに固定する。

[撮影協力:CUSTOM]

　ファンをブラケット部に固定するアーム状金具が変更されているのが特徴で、従来品では固定されていたファンの位置が自由に変更できるようになっている。

　ヒートシンクや付属品は従来モデルと同じで、ヒートシンク固定用のクリップやグリス、ファンの電源電圧を降圧するケーブルなどが付属する。降圧ケーブルは、電圧を下げることでファンの回転数を落とし、動作音を低く抑えることができるというもので、通常2,800rpmの回転数を1,600rpmにすることができるといいう。

　対応クロックに関してはマニュアルに記載があり、Intel/VIA製CPUが「すべてのクロック」、AMD製CPUが「1.5GHz以上（回転数を落とした場合は1.4GHzまで）」とされている。

　姉妹モデルにはアルミ製フィン採用モデル（CNPS2005-Plus）や、アルミ＋銅製フィン採用モデル（CNPS3000-Plus）、金メッキ済み銅製フィン採用モデル（CNPS3100-GP）などがある。

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[撮影協力:パソコンCityパーツ館]

　ファンも高さ10mmの薄型タイプを搭載している。ファン回転数は4,200rpm。

　対応CPUはFC-PGA2タイプとされているが、具体的な対応クロックは不明。

[撮影協力:高速電脳とCUSTOM]

　キット内容は、マザーボードの裏側に取り付ける金属板（絶縁処理済み）と、一般的なプラスティック製のSocket 478用CPUクーラーリテンションキットの2点。

[撮影協力:コムサテライト1号店]

　CPU - スペーサー間に塗布するグリスと、スペーサー - CPUクーラー間に塗布するグリスは特性の異なるものを使う必要があるそうで、付属マニュアルには、CPU - スペーサー間には「粘性が高い灰色のグリス」を、スペーサー - CPUクーラー間には「粘性が低い白色のグリス」をそれぞれ使うように書かれている。グリスは別売。

[撮影協力:コムサテライト3号店]