アップグレード手段が限られつつあるSlot 1ユーザーにとって、朗報となるアップグレード用Slot 1-Socket 370変換ゲタが近日中に発売されそうだ。なんと、TualatinコアのCPUをSlot 1用に変換してしまうという製品で、これを使えば440BXチップセットを搭載したSlot 1用マザーボードにCeleron 1.2GHzを取付けたり(FSBは133MHzになってしまうが)、さらに高クロックのPentium III-S 1.26GHzを取り付けることが可能になるという。メーカーはこの種の製品で実績のあるPowerLeap(FriendTech)で、店頭展示中のOVERTOPによると、製品名は「PL-iP3 V:3.1」だという(PowerLeapではほぼ同スペックのPL-iP3/Tという製品を発表している)。同店では来週入荷を予定しており、価格は「現行モデルの PL-iP3 Rev.2(実売価格5,800円)とほぼ同程度」という。なお、PowerLeapでは、PL-iP3/Tの互換性に関して「条件によって様々」と告知しており、動作検証済みマザーボードや動作しないことが判明したマザーボードのリストを同社のWebサイトで公開している。
□PL-iP3/T(http://www.powerleap.com/Products/iP3T.htm) |
いまだ人気の衰えを見せないSCSIケースサイズの超小型自作PCキット「CUBE-24」に、また新しい色違いモデルが登場した。フロントがアルミ部品のみだったエムシージェイ発売の初代モデルに続いて、その直後から別の発売元から実質的に色違いの2モデル目となる、フロントに水色がかった透明アクリル板をとりつけた製品「CF-7989」が出回り始めていたが、今度はエムシージェイ自身から「Pure Cube」という名の色なし透明パネルをフロントにはめ込んだ新しいモデルが発売になった。機能的な仕様はいっさい変わらず、フロントのデザインのみが変更されたもので、これで実質的に色違いのモデルが3種類揃ったことになる。性能よりもスタイリッシュな外観に重きを置く製品だけに、デザインの選択肢が増えるのは嬉しいところだ。これでまたさらに人気が上昇するかもしれない。実売価格は33,800円~37,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □CUBE-24(http://www.mcjpc.com/bare/index.htm#cube) |
Logitechブランドのロジクールから“メタルボディ”をうたった軽量の小型光学式マウス「Mouse Man Mobile」が登場した。この製品、やや小ぶりのボディながら、表面がアルミ製とみられる薄い1枚の金属板で覆われているため、光沢あるなんとも言えない重厚感ある外観になっている。表面の先端から最後尾まで金属板が1枚板になっているため、一見すると左右のボタンがないようにも見えるが、実は金属板全体がバネのような動きをし、先割れしている金属板の両側を指で簡単に押せる仕組みになっている。800カウントの光学式センサーを備え、もちろんスクロール用のホイールもついている。ケーブルは柔らかい素材を採用した1mのもので、このほかに延長用のケーブルも同梱されている。携帯用のポーチも同梱されているので、持ち運びにも便利だ。本来はモバイル用のマウスという位置付けだが、実は金属質なアルミ製PCケースを使用している自作PCユーザーに最適な製品なのかもしれない。色はシルバー、バイオレット、グリーン、ブルーの4色。実売価格は4,480円~4,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □Mouse Man Mobile(http://www.logicool.co.jp/cf/products/productoverview.html/wheel10.html) |
小型PCで自由度の高いディスプレイ環境を構築したいという人にピッタリの製品が発売になった。それは台湾Jace Techの日本法人ジェイスジャパンが発売した、LowProfile対応でDVI-I端子を備えたGeForce2 MX400搭載ビデオカード「JN300/32DLP」。DVI端子の液晶ディスプレイへのデジタル接続はもちろん、付属のDVI-VGA変換コネクタで従来のアナログディスプレイとの接続も可能で、さらにはオプションのDVI+VGAセパレートケーブルを使うことでデジタル接続(DVI)とアナログ接続(VGA)のデュアルモニタ環境にも対応するという、LowProfile用としては実に効率的かつ“八方美人”な仕様になっているのが特徴。同社では、この製品を「世界で初めて開発したLow Profile Case・デュアルスクリーン対応グラフィックカード」とうたっている。ビデオチップがGeForce2 MX400であるため3D表示の実力も十分。省スペースの小型PCで様々なディスプレイ環境をカスタマイズして使う場合には重宝しそう。AGP対応で搭載メモリは32MB。標準サイズのブラケットも同梱されている。実売価格は12,780円~12,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □JN300/32DLP(http://www.jace.co.jp/product/INTERPEEDJN300,32DLP.htm) |
Nanya製のDDR333チップ「NT5DS16M8AT-6」を採用した製品に続いて、今度はHynix製のDDR333チップ「HY5DU28822AT-K」を採用した256MBのPC2700 DDR SDRAM DIMMがアキバに出回り始めた。今週デビューしたFuturePower製PC2700 DDR SDRAM DIMM公式対応マザーボード「FP-SI645」でも動作確認リストに挙げられているチップで、SiSのDDR333バリデーションリストにもきちんと掲載されているものだ。DIMM自体はTwinMOSの製品で、DIMM上には「TwinMOS PC2700 256MB/DDR/CL2.5」と書かれたシールが貼られている。この製品の販売を始めたスリートップ2号店での価格は9,800円。メーカーやスペックがはっきりしているということのほかに、先に出回ったNanya製チップ採用のDIMMより3,000円程度も安いというのが魅力だ。同店での初回入荷分はごく少量だったものの、今後継続して入荷する予定というから、近いうちにアキバで広く出回ることになりそうだ。
□TwinMOS PC2700 DDR Module(http://www.twinmos.com.tw/news/query.asp?TitleID=102) |
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