Windows XP製品版の発売日目前でアキバに動きあり、予価表示も

　Windows XP製品版の発売を来週の16日(金)に控え、アキバでは大型店を中心に、店頭で深夜イベントの具体的な予告を出したり巨大看板を設けるなど、にわかに“Windows XP熱”が高まりつつある。

　見た目に一番わかりやすいアピールを行っているはLAOX THE DIGITAL館。同店自身が広告塔となるべく、中央通りに面した同店の外壁一面をジャックして巨大なWindows XP看板を設置。ライトアップされる夜間は、この巨大看板は一際目をひく存在になる。また、もはや恒例のことだが、LAOX THE COMPUTER館は同店入り口にWindows XPアーチを設けて「発売までxx日」という発売日カウントダウンボードも設置、発売日が間近であることをわかりやすくアピールしている。また、秋葉原電気街振興会は中央通りなどを中心に、歩道付近の街灯にWindows XPのロゴ入り垂れ幕を多数設置、あちこちにWindows XPのロゴが見られる状態になっている。

　Windows XPは、すでにOEM版の発売日にPCパーツ店を中心に深夜販売が実施されているが、製品版の発売日にも2度目となる深夜販売が大型店を中心に実施される予定になっている。石丸電気駅前店（ブロックB2-[e4]）前では「Windows XP発売記念深夜0時の大抽選会」と題した具体的なイベント告知を出しているほか、OEM版ですでに実施済みの俺コンハウスでも2度目を実施する予定のようで、「Windows XPパッケージ版16日(金)午前0時より販売します!!15日(木)は午後10時開店」という貼り紙を出し、Windows XP Home Edition製品版が22,500円、同アップグレード版が12,000円、Windows XP Professional製品版が31,100円、同アップグレード版が20,700円、同アップグレード版Windows 2000 Professionalユーザー用が13,800円と、予価までしっかり出している。午後10時開店というのは、おそらくOEM版深夜販売で他店が実施した、発売日前日午後11時からの直前予約販売を参考にし、対抗処置としてより早めたものとみられる。

　史上初の同一OSで2度の深夜販売が実施されるWindows XP。PC不況と言われる中、アキバ全体がこの新OSを活性化の切り札として期待している様子が、こうした状況から見えてくる。自作PCユーザーにとっては、OEM版が手に入る状態になった段階でWindows XPはすでにデビュー済みという認識があるため、気分的には盛り上がりに欠けるところだが、世間一般的には16日(金)の製品版発売日がWindows XPデビューの日と認識されている。アキバに限らず、全国各地のパソコンショップはこれにあわせて深夜販売を実施する予定で、Bic P kan有楽町店のように人気グラビアアイドルの乙葉を呼んで「XP販売握手会」なるイベントをやるところもある。

　大型店が多数参加するとあって、アキバでの深夜販売はあちこちで何らかのイベントやハプニングが起きると予想されるが、はたして一体どれほど盛り上がるのか、また話題性でほかに負けない内容になるのかどうか、大いに見ものだ。

□Windows XP深夜発売実施店舗一覧（秋葉原電気街振興会）
http://www.akiba.or.jp/WinXP/WinXP.html
□乙葉のXP販売握手会（Bic P kan有楽町店）
http://www.bicpkan.com/item/xp-count/wp-count.html
【2001/10/27】Windows XPのOEM版がアキバ恒例の深夜販売でデビュー飾る
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011027/windows_xp.html

（Microsoft Windows XP）

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