星野金属のキューブ系自作PCキットの新製品ラッシュが止まらない。今週は「phrase」と「P:z Plus」が出ているほか、最後の最後になって「Polo T」も出回り始めた。これは汎用5インチドライブベイを1つ持った「Polo」の新バージョンで、マザーボードを新たにTualatin対応のShuttle製Socket 370マザーボード「FV24(Version 3.0)」を採用したもの。TualatinコアのPentium IIIやCeleronで使えるようになったというほかには、特に大きな変更はなく、IEEE-1394やLANインターフェイスなどの豊富なインターフェイスを備えている点などはそのままだ。本体ケースのデザインも変更されていないため「Polo」や「Poloo C」と見分けるのは難しく、購入時は要注意。製品ナインナップとして、P204 PM/P214 WPM/P224 S/P234 GRM2002/P244 GRM2002の5モデルがあるが、このうち28日(金)時点で販売が確認できたのは体色がホワイトパールマイカのP214 WPMのみ。実売価格は45,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □Polo T(http://www.soldam.co.jp/barebone/polo_t/) |
ASUSからnForce 420Dチップセット(IGP-128+MCP-D)を搭載したSocket Aマザーボード「A7N266-E」が発売になった。同社からはすでにnForce 420チップセット(IGP-128+MCP)を搭載したA7N266やA7N266/SEが登場しているが、「A7N266-E」はそれらとは異なり、従来のSouthBridgeにあたるMCPに、Dolby Digital出力対応のMCP-Dを搭載したモデルで、同社のnForce搭載マザーボードとしては現時点で最高位と言える製品。そのほかの特徴は新たにRealtek製の10Base-t/100Base-TX対応LANコントローラーを搭載している点などで、装備するスロットの本数や基板レイアウトといった基本的な部分についてはA7N266やA7N266/SEと同様になっている。また、ACRスロットに対応した5.1チャネル出力カードが同梱されているというのも特徴のひとつ。ACRカードが販売されるのは、これが初めて。実売価格は26,000円~28,480円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □A7N266-E(http://www.asus.com.tw/mb/socketa/a7n266-e/overview.htm) |
AMD-768のバグのためにUSBインターフェイスの動作に問題があることが判明したとして、AMD-760MPXチップセットを搭載するTyanやASUSの製品が先週発売延期されたところだが、この週末にはASUSの「A7M266-D」がPCI接続のUSB 2.0インターフェイスカードをバンドルするという形でショップに姿を現した。マザーボード本体は、I/Oパネル部からUSBコネクタが削除されるというなんとも痛々しい姿となっており、この製品でUSBインターフェイスを利用する場合は付属のUSB 2.0インターフェイスカードの装着が必須となる。PCIスロットを消費するのは痛いところが、標準で4ポートのUSB 2.0インターフェイスが利用できるという点から考えると、機能的には充実していると言ってもよいかもしれない。万人におすすめできる製品とは言い難いものの、ASUS製の最新Dual Athlon対応チップセット搭載マザーボードということもあり、人気が集まりそうだ。実売価格は32,800円~35,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □A7M266-D(http://www.asus.com.tw/mb/socketa/a7m266-d/overview.htm) |
パフォーマンス改善版の最新Apollo P4X266Aチップセットを搭載したSocket 478マザーボードがVIAからも純正品としてもうじきデビューするようだ。ソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館とフェイス秋葉原本店では、そのサンプル品として「PE11-LA」を展示しており、「近日発売!!」「1月中旬入荷」と書いた札が置かれている。目視でチェックする限りは、マザーボードはApollo P4X266を搭載した現行モデル「PE11-L」とまったく同じデザインで、チップ上の「P4X266A」という文字を確認する以外は両者の違いはわからない。価格は未定。すでに今週はRIOWORKSからApollo P4X266Aを搭載したマザーボード「NUVIA-L」が単体で発売になっているが、このぶんだと年明けから続々とApollo P4X266A搭載マザーボードが各社から出てくることになりそうだ。なお、VIAからはApollo P4X266A搭載マザーボードとして「P4XB-RA」と「P4XB-SA」が発表されているが、「PE11-LA」という製品は発表されていない。 □VIA Platform Solution Division(http://www.viavpsd.com/) |
19日(水)に発表されたばかりのC3 933A MHzが、1月中旬からアキバに流通する見込みだ。高速電脳では、店内にサンプル品を展示しており、「1月中旬予定」と書いた札を置いて入荷予定を告知している。外観は従来のC3とまったく変わらず、CPU表面にマーキングされている「VIA C3 933AMHz (133x7.0)」の文字が最上位モデルであることを示す唯一の手がかりだ。ただし、CPU裏面のマーキングにはちょっと気になるところもある。これまで量産出荷品にも見られた「ES」の文字が、この933A MHzではなくなっているのだ。「ES」の文字はEngineering Sampleを示すものと見られ、これまでのC3にはES品とされれるもののほか、量産出荷品にもこの文字があり、C3の謎とされていたが、今回のものはES品といわれながら、なぜかついていない。こうした状況からすると、どうやらC3に限ってESのマーキングは違う意味を持つ可能性もありそうだ。価格は未定とのこと。 □C3(http://www.via.com.tw/en/viac3/c3.jsp) |
3月のAthlon用オーバークロックシールから始まり、数々のユニークな製品やコストパフォーマンスの高い製品を立て続けに発売し、今年の活動だけで一躍自作PCマーケットのメジャーブランドにのしあがった玄人志向。この年末も相変わらずの大車輪ぶりで、年末ギリギリになっても新製品発売ラッシュが止まらない状況だが、ショップ向けにはもっと変わったものも“出荷”している。なんと、それは玄人志向ブランドの純米酒。もっともこれは商品ではなく、あくまでも年賀用の贈答品なのだが、おなじみのサングラス男のイラスト入り製品箱に収められたそれは、まるで玄人志向がアルコール業界に参入するための新製品のよう。箱には赤ラベルの純米酒と白ラベルの日本酒が入っており、いずれもサングラス男が頭を下げて挨拶しているイラストのついたオリジナルラベルが貼られている。前者には「アリガトウ2001」、後者には「2002もヨロシク」というメッセージもあり、いかにも玄人志向らしい茶目っ気ある雰囲気を醸し出している。非売品のため買うことはできないが、テクノハウス東映では、29日(土)~1月7日(月)までこれを店内で展示するという。 □玄人志向(http://www.kuroutoshikou.com/) |
玄人志向が年末ギリギリになって限定仕様のユニークなコンボカードを発売した。製品名は「ちゃんぽん弐 特別仕様」。これは9月に発売された「CHANPON2-PCI」の限定仕様バージョンで、基板を全面的に赤くしたほか、コネクタ類を全て金メッキにするというゴージャスな仕様に変更したもの。USB 2.0とIEEE-1394とIDE-RAIDが全て1枚のPCIカードに凝縮されているという機能的な面は特に変わっていない。この製品のもっともインパクトの大きな部分は、実は製品を入れた箱パッケージで、これがまた中華仕様ともいうべき派手なデザインを採用している。カードと同様の配色で、赤い箱の上にサングラス男の顔をした龍と鳳凰が金で描かれ、側面には「内容物 ちゃんぽん基板 菓子不入」「対応機種 国際事務機器互換機」などと冗談めいた表現で仕様が書かれている。ショップに置かれているところを見ると、とてもこれがPCパーツだとは思えず、ほとんどの人が確認のために手に取ってしまうに違いない。年末年始の特別企画としてショップ向けにオリジナル純米酒を配布した玄人志向だが、一般ユーザー向けにはこれが年末年始仕様の贈り物ということらしい。実売価格は12,300円~12,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。なお、今週はこのほかにUSB 2.0インターフェイスとUltra 2 SCSIインターフェイスと6chサウンドカードを1枚に集約したコンボカード「CHANPON3-PCI」も発売になっている。 □ちゃんぽん弐 特別仕様(http://www.kuroutoshikou.com/products/chanpon3/chanpon3.html) |
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