1.70GHzと2GHzの記述が混在したミスプリントのPentium 4が出回る
ミスプリント状態のまま店頭に並んだのはSocket 478用のPentium 4 2GHzリテールパッケージ。該当する製品が1個だけ入荷したというZOA秋葉原本店によると、Intelの正規代理店から入ってきたものであるため中身はPentium 4 2GHzであることに間違いはないものの、箱パッケージ外側の印刷がおかしなことになっており、客が敬遠してしばらくは売れ残っていたという。実物をチェックしてみたところ、確かに一目見ただけでイラストの淵や線にずれたような状態が見られ、よく見ると部分的に色が交じり合っているところもあるのがわかる。
決定的なのは箱パッケージの正面と側面と裏面に記述されたCPU動作クロックの記述部分で、「2GHz」とあるべき部分に、なぜか「1.70」の文字が覆いかぶさってしまっている。つまり、これは箱パッケージ全6面の印刷全てがPentium 4 1.70GHz用とPentium 2GHz用の内容で2重に印刷されてしまったものらしいのだ。
数年前には、偽造箱パッケージと本来のクロックより上位のクロックにリマークしたCPUとを組み合わせた悪質な偽物リテールパッケージCPUが出回ったこともあり、買う側としてはおおいに心配になるところだが、箱パッケージの側面にある機械印刷された白いシールにはしっかりと「Pentium 4 Processor 2GHz」とあるため、2GHzであることは確からしい。
今のところ確認されたのはこれ1つだけだが、同じ工程を通った製品が工場からロット単位で出たことも考えられ、同じタイミングでアキバに複数出回っているかもしれないので要注意だ。
なお、同店ではこの製品を客に納得してもらった上ですでに販売済みのため、11日(金)時点では品切れとなっている。
□Pentium 4(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/pentium4/
(Intel Pentium 4シリーズ) |
[撮影協力:ZOA秋葉原本店]
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