【 2002年1月12日号 】

Tualatinコアの新型Celeronが続々と登場、1A~1.30GHzまで

Tualatin CeleronTualatin Celeron
Tualatin CeleronTualatin Celeron

 新年早々、0.13μmプロセスで製造されたTualatinコアを採用の新型Celeronが続々とアキバに出回り始めた。店頭に並んだのは、Celeronの1A GHzと1.10A GHzと1.30GHzの3モデル。いずれも、2次キャッシュを128Kから256KBに倍増した新型Tualatinコアを採用しているのが特徴だ。

 TualatinコアのCeleronは、2001年10月に発売されたCeleron 1.2GHzに続くもので、0.13μmへと製造プロセスが微細化され、キャッシュが倍増されたほか、パッケージがFC-PGA2になっているなどの特徴を持つ。仕様的にはFSB以外はPentium IIIとまったく同等であり、10日(木)時点では最高動作クロックという点でPentium IIIの1.2GHzを追い抜き、Socket 370用では最速クロックのCPUになったことになる。近日入荷が見込まれているPentium III-S 1.40GHzが出るまでは、少なくとも最速クロックの座は揺るがない。

 なお、1A GHzと1.10A GHzについては、同じクロックで従来のCoppemineコアを使用したモデルが存在するため、それと区別するためにモデル名末尾に「A」の文字がついている。

 Celeronは現状でCoppermineコアのFC-PGAパッケージ、CoppermineコアのFC-PGA2パッケージ、TualatinコアのFC-PGA2パッケージと仕様が混在して出回っているので、購入時はマザーボードの対応状況とあわせてよく確認したほうがいい。

 実売価格は1A GHzが10,480円~11,800円、1.10A GHzが12,480円~13,800円、1.30GHzが15,900円~18,999円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

□Celeron(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/home/processors/celeron/

 (Intel Celeronシリーズ)

[撮影協力:LAOX PC・DO SHOPコムサテライト1号店コムサテライト3号店]


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