Pentium 4用統合型チップセット「ProSavageDDR P4M266」搭載マザーが登場
SiSに続いてVIAからも登場、製品はEliteのSocket 478マザー「P4VMM」
【P4VMM】 | 【14,000円台】 |
【Rev:1.0】 | 【仕様一覧】 |
VIA製のPentium 4向けチップセットとしては初となるビデオ機能統合型チップセット「ProSavageDDR P4M266」を搭載したマザーがデビューを飾った。初の搭載製品となったのは、Elite製microATXフォームファクタのSocket 478マザーボード「P4VMM」で、実売価格は13,800円~14,300円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●VIA初のPentium 4用統合チップセット
ProSavageDDR P4M266はその名前からも想像できるように、ProSavage8ビデオコアを内蔵し、かつDDR SDRAMに対応するというPentium 4用のチップセット。Pentium 4用のビデオ機能統合型チップセットとしては、2001年末に登場したSiS650(Jetway製Socket 478マザーボード「S450L」)に続いて2製品目となる。
NorthBridge-SouthBridge間をV-Linkで接続する点や、DDR SDRAMとSDR SDRAMの両メモリに対応する点など仕様面ではApollo P4X266と共通する部分も多く、いわばProSavageDDR P4M266はApollo P4X266のVGA出力機能追加バージョンといったところだ。なお、ProSavageDDR P4M266は外部AGPスロットにも対応している。
●高いコストパフォーマンス
ProSavageDDR P4M266搭載マザーボード第1弾となったEliteの「P4VMM」は、フォームファクタがmicroATXと小型ながら、チップセット内蔵機能によるVGA出力とサウンド機能、10Base-T/100Base-TX対応LANインターフェイも備え、機能は豊富だ。メモリスロットはDDR SDRAM対応DIMMスロットを2本備えている。microATXフォームファクタで、かつ機能も豊富に備えていることから、小型PCケースでPentium 4マシンを安く自作したいという人には最適のマザーボードだろう。これでまた、Pentium 4を利用したPCの自由度が高まったと言えそうだ。
なお、この製品の基板上に備える電源コネクタは、通常の20ピンタイプのATX電源コネクタのみとなっており、4ピンのATX+12V/AUX電源コネクタはとくに備えていない。よって、動作させるにあたってPentium 4対応電源は不要だ。この点もPCトータルのコストパフォーマンスを高めるのに有利な点として注目したいところだ。
□P4VMM(Elitegroup Computer Systems)
http://www.ecs.com.tw/products/p4vmm.htm
□P4M266(VIA Technologies)
http://www.via.com.tw/en/apollo/p4m266.jsp
【2001/12/22】Pentium 4用では初の統合型チップセットSiS650を搭載したマザー登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011222/sis650.html
(Elite P4VMM) |
[撮影協力:コムサテライト3号店とOVERTOPとTSUKUMO eX.]
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