発表直後からGeForce4 MX440を搭載したビデオカードが続々とデビュー
玄人志向やLeadtek、SPARKLEなど各社から続々と登場
【GF4MX440-AGP64C】 | 【NV17のマーキング】 |
【WinFast A170 T DDR】 | 【筒状のヒートシンク】 |
【G4MX440-T(MS-8861)】 | 【パッケージ】 |
【SP7100M4 64MB+TV】 | 【仕様一覧】 |
【各社揃い踏み】 | 【GeForce4 MX460デモ】 |
正式発表があったばかりのNVIDIAの新型ビデオチップ、「GeForce4」シリーズを搭載した製品が早くもアキバでデビューを飾った。出回り始めたのは、全てGeForce4 MX440と64MB DDRメモリを搭載した製品で、9日(土)までに玄人志向「GF4MX440-AGP64C」、Leadtek「WinFast A170 T DDR」、SPARKLE「SP7100M4 64MB+TV」、MSI「G4MX440-T」、PROLINK「PixelView GeForce4 MX440」、InnoVISION「Inno3D Tornado GeForce4 MX440」の6製品が販売中だ。
●開発コードは「NV17」
NVIDIAの正式発表で明らかにされた新型ビデオチップは、今回のGeForce4 MX440(コアクロック270MHz/メモリクロック200MHz/128bit DDR SDRAM対応)のほか、最上位モデルのGeForce4 Ti 4600(300MHz/330MHz/128bit DDR SDRAM)やモバイル向けのGeForce4 440 GO(250MHz/250MHz/128bit DDR SDRAM)など全7種類。GeForce4シリーズ共通の特徴としては、アンチエイリアス有効時のパフォーマンス低下を抑える「Accuview Antialiasing」、ビデオメモリへのアクセスの負荷を低減する「Lightspeed Memory Architecture II」、「TwinView」の強化版とも言えるマルチディスプレイ機能「nView」などをサポートしている点が挙げられる。
今回登場したGeForce4 MX440は、「GeForce4 MX」シリーズ(全3種類)に属するメインストリーム向けビデオチップで、GeForce4 MX 460(300MHz/275MHz/128bit DDR SDRAM)とGeForce4 MX 420(250MHz/166MHz/64bit SDR SDRAM)のちょうど中間に位置するモデルだ。GeForce4 MX440の性能は、フィルレートが11億Texels/s、ポリゴン生成数が3,400万Triangles/s、メモリ帯域幅が6.4GB/s(DDR SDRAM使用時)などとなっており、前モデルのGeForce2 MX 400(ポリゴン生成数800万Triangles/s、メモリ帯域幅2.7GB/s)に比べて大幅にパワーアップしているのが分かる。
●各社の違いはクーラー?
各社から発売されたGeForce4 MX400搭載ビデオカードは、基本的に仕様的にはほとんど同じで、これといって大きな違いはない。
違いがあるとすれば、ビオチップを冷却するためのCPUクーラーが独特の形状をしているケースが多いことで、玄人志向の「GF4MX440-AGP64C」は鳥の羽をイメージしたようなt形で、Leadtekの「WinFast A170 T DDR」は基板に対して垂直に穴があいた筒状の構造をしたヒートシンクと銀色のファンという派手な組み合わせ、MSIの「G4MX440-T」は金メッキされた円筒状ヒートシンクとファンという派手なデザインになっている。このほかは、ビデオ出力のコネクタの構成が異なっている点や付属品などが異なっている程度の違いしかない。
なお、現在出回っている製品に搭載されているGeForce4 MX400は、ビデオチップ上に開発コードネームの「NV17」という文字がマーキングされている。過去にも似たような経緯があったことを考えると、いずれこのマーキングは開発コードではなく、今後は正式なモデル名などに変更されて出荷されて出てくる可能性が高そうだ。
●価格は比較的手ごろ
ハイエンドモデルのGeForce4 Ti 4600搭載ビデオカードなどのリリースが今後控えている点などから考えると、パフォーマンス重視のパワーユーザー的には手が出しにくいところかもしれない。とはいえ、NVIDIAの新型ビデオチップを搭載しているだけに注目度は高く、また価格的にも手頃ということで人気製品となることは間違いなさそうだ。
実売価格は、玄人志向「GF4MX440-AGP64C」が16,499円~18,800円、Leadtek「WinFast A170 T DDR」が16,780円~18,800円、SPARKLE「SP7100M4 64MB+TV」が15,780円~18,800円、MSI「G4MX440-T」が16,780円~17,800円、PROLINK「PixelView GeForce4 MX440」が16,480円~17,800円、InnoVISION「Inno3D Tornado GeForce4 MX440」が16,480円~16,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
なお、今回は発売になった製品はいずれもGeForce4 MX440を搭載したものだが、TSUKUMO eX.ではその上位モデルにあたるGeForce4 460MXを搭載したMSI製ビデオカード「G4MX460-VT」の動作デモを店内で実施しており、ベンチマークソフトの3DMark2001を動作させている。ただし、この製品の入荷時期は価格未定という。
□GF4MX440-AGP64C(玄人志向)
http://www.kuroutoshikou.com/products/gboard/gf4mx440_64cfset.html
□PixelView GeForce4 MX440(Prolink Microsystems)
http://www.prolink.com.tw/english/news/g4mxseries.html
□G4MX440-T(Micro-Star International)
http://www.msi.com.tw/products/multimedia/vga/spec/8861.htm
□WinFast A170 T DDR(バーテックスリンク)
http://www.vertexlink.co.jp/product/platform/leadtek/a170/
□Inno3D Tornado GeForce4 MX440(InnoVISION Multimedia)
http://www.inno3d.com/product_geforce4_mx440.html
□GeForce4 MX440(NVIDIA)
http://www.nvidia.com/view.asp?PAGE=geforce4mx
(玄人志向 GF4MX440-AGP64C) | |
(MSI G4MX440-T) | |
(Leadtek WinFast A170T/64MB) | |
(SPARKLE SP7100M4 64MB+TV) | |
(PROLINK PixelView GeForce4 MX440) | |
(InnoVISION Inno3D Tornado GeForce4 MX440) |
[撮影協力:コムサテライト3号店とTWO-TOP秋葉原1号店とTSUKUMO eX.]
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