AMDがCPUのリテールパッケージを突如変更、ブリスターパッケージに
Athlon XPとDuronがほぼ同時デビュー、全世界で仕様変更
【ブリスターパッケージ(表)】 | 【ブリスターパッケージ(裏)】 |
【Duron 1GHz】 | 【3製品】 |
【AMDシール】 | 【取っ手付き】 |
【Athlon XP 1700+】 | 【保証書など】 |
なんの前触れもなく、Athlon XPとDuronのリテールパッケージがまったく新しいデザインに変わって店頭に出回り始めた。これまでAthlon XPとDuronは、Intelと同様に外装は紙箱だったが、今度は塩化ビニール素材を使った透明ブリスターパッケージに入って新登場している。
出回り始めたのは、Athlon XP 1700+、Athlon XP 1800+、Athlon 1900+、Duron 1GHzの4製品(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●コストダウンの一環か?
今度もまたAMDによる突然の仕様変更だ。最近ではAthlon XPのCPUパッケージが緑色から茶色に突然変わり、後追いのかたちでAMDが「仕様変更になった」とコメントを出したことは記憶に新しいが、今度はAthlon XPとDuronのリテールパッケージが突然仕様変更になった。新しいリテールパッケージは、外装が従来の紙箱ではなく、日用品や家電品などでよく見られるような透明ブリスターパッケージに入っており、完全密閉されている。いわゆる取っ手もついており、吊り下げ式で商品を陳列することも可能で、今後の展開しだいでは、まるでコンビニの商品棚のように、PCパーツショップにずらりとAthlon XPとDuronが吊り下げられて並ぶ可能性もあるかも知れない。
Athlon XPの入ったブリスターパッケージは、内壁が緑色を基調としたデザイン台紙で覆われており、Duronは黄色を基調とした台紙で覆われている。その台紙には、それぞれいつものロゴ、黒地に白字のモデルナンバー表記などもあり、この点は従来同様で見慣れた部分。中に入っている商品構成は従来と同様で、基本的にはパッケージの外装素材が変更になっただけのようだ。ブリスターパッケージは、一般的に製造側としてはコストが低いというメリットがあると言われ、おそらく今回のケースもコストダウンの意味があると見られる。
●全世界で仕様変更へ
日本AMDによると、「今週から順次新しいブリスターパッケージに切り替わっていく予定で、これは日本だけではなく全世界の製品が対象になっている」とのこと。またしても後追いというかたちにはなるが、同社は近々エンドユーザーに向けてWebを通してアナウンスをする予定とのこと。
認知度が高まるまでのしばらくの間は、いきなり店頭で見かけて驚いてしまう人も多そうだが、中身は同じで、AMD自身が認めているものなので、安心して購入してよさそうだ。
それにしても、VIAの缶入りパッケージが話題を呼んだと思えば、今度はAMDがブリスターパッケージを採用し、Intelも一部リテールパッケージのデザインを変更と、リテールパッケージの外装を変えるのがCPUメーカーの最近の流行らしい…。
□Athlon XP(日本AMD)
http://www3pub.amd.com/japan/products/cpg/athlonxp/
□Duron(日本AMD)
http://www3pub.amd.com/japan/products/cpg/duron/
(AMD Athlon/Duronシリーズ) |
[↑前の記事]: | Socket 370版の黄金戦士か?見たこともない新型CPUが突然デビュー |
[↓次の記事]: | Apollo KT333チップセット搭載の新型Socket Aマザーボードが発売に |
Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp