AMDの正式発表を受けAthlon XP 2100+とAthlon MP 2000+がデビュー
いずれも、いきなりリテールパッケージで出回る
【Athlon XP 2100+】 | 【パッケージの中身】 |
【1733MHz】 | 【同梱CPUクーラー】 |
【Athlon MP 2000+】 | 【価格は4万円台】 |
【裏側】 | 【マーキング】 |
先日行なわれたAMDからの正式発表を受ける形で、Athlon XP 2100+とAthlon MP 2000+の両製品が早くもアキバにその姿を現した。
最近のAMD製CPUとしては珍しく、いずれもいきなりリテールパッケージ品が バルク品とほぼ同時にデビューしており、実売価格はAthlon XP 2100+が40,800円~44,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、Athlon MP 2000+が42,320円~45,800円となっている(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●いきなりリテールパッケージ入りで登場
今回登場したAthlon XP 2100+とAthlon MP 2000+は、先月登場したAthlon XPやDuronなどのリテールパッケージ品と同様に外装にはブリスターパッケージを採用している。パッケージのデザインなどにとくに変更は見られないが、Athlon XP 2100+については付属するCPUクーラーのファンの色が従来の黒色ではなく青色になっているという特徴がある。
Athlon XP 2100+のCPUコアにマーキングされているOPN(Ordering Part Numbers)は「AX2100DMT3C」で、従来モデルのAthlon XP 2000+のOPN「AX2000DMT3C」と比べてみると、違いはモデルナンバー(3桁目からの4桁の数字)のみ。つまりAthlon XP 2100+は、FSB 266MHz、動作電圧1.75V、2次キャッシュ容量256KBなどの仕様は従来どおりで、純粋に動作クロックのみが引き上げられたモデルというわけだ。なお、パッケージ表面のモデルナンバーの横に書かれた実動作クロックは1,733MHz(1.73GHz)となっている。
●Thoroughbredコアも登場間近
一方、Dual CPU運用を正式サポートしているAthlon MP 2000+のOPNは「AMP2000DMS3C」で、こちらも従来モデルとの仕様的な違いは動作クロックのみだ。実動作クロックについては、Athlon MPのデータシートを見ると1,667MHz(1.67GHz)となっているのが確認できる。先週、GIGABYTEとMSIから新たにAMD-760MPXチップセット搭載Dual Socket Aマザーボードが発売されたのに続き、今週Athlon MP 2000+が登場したことで、より一層Dual Athlon関連製品が充実したと言えそうだ。
ちなみに、Athlon XPに関しては、0.13μmプロセスルールで製造される「Thoroughbred」コアを搭載した新型Athlon XPが、3月中に出荷されることが先頃AMDによって明らかにされた。自作PCユーザーの注目はすでにそちらのほうに向いているという感もあるものの、今回登場したAthlon XP 2100+とAthlon MP 2000+は現状ではシリーズ最速モデルであり、ハイパフォーマンスのPCを自作したいという人にとって注目の製品であることは確かだろう。
□Athlon XP/Athlon MP(日本AMD)
http://www3pub.amd.com/japan/products/cpg/athlonxp/
http://www3pub.amd.com/japan/products/cpg/server/athlon/
(AMD Athlon XPシリーズ) | |
(AMD Athlon MPシリーズ) |
[撮影協力:コムサテライト1号店とTSUKUMO eX.]
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