ビデオデッキ風の横置きタイプmicroATXケースが発売、電源はATX
ヘアライン加工されたフロントパネルにグリーンの開閉式の半透明アクリルカバーを、さらに本体底面にはAV機器などでもよく見られるインシュレータを備えるという、見た目はまさにビデオデッキといった、このPCケース。本体サイズは幅426mm×高さ145mm×奥行き476mmと、体積はミドルタワー並みで、最近流行の小型ケースとは比較にならないが、この製品の特徴はサイズではなく、そのビデオデッキを髣髴させる独特なデザインにあると言えるだろう。
PCケースとしての基本仕様は、対応フォームファクタがmicroATX、ベイ数が5インチ×2、3.5インチシャドウ×2、本体背面の拡張スロットが4基などで、そのほかフロントパネル下部にはUSBポート(ヘッダピン接続)とIEEE-1394ポート(背面から引き回し)も備えている。ベイ数や拡張スロット数など、機能的にはミニタワー並みといったところではあるものの、その分内部スペースにはかなりの余裕が感じられ、組み立て作業などは楽そうだ。
また、電源は搭載しておらず、別途用意する必要があるが、一般的なPCケースで使えるATXタイプのものが利用可能となっているので、電源ユニットの選択で困るようなことはないだろう。ATXであれば電源容量不足で悩むこともなく、静音性などの好みも含めて選択肢は広い。
電源非搭載という点を含めて考えると、PCケースとしてはやや価格的に高い部類に入ると言えるが、他にはない独特の高級感あふれるデザインは、民生AV機器ともよくマッチしそうだ。「ATC-600-VX2」でビデオキャプチャ用PCを自作して、手持ちのAV機器などと並べて設置してみるというのもよいだろう。
なお、高速電脳では前面のアクリルカバーが透明タイプでダークグレイの「ATC-600-DX1」も今月末に入荷する予定となっている。
□ATC-600-VX2(COOLER MASTER)
http://www.coolermaster.com/products/atc/atc600.html
(COOLER MASTER ATC-600-VX2) |
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