【 2002年3月16日号 】

PlayStation2似の自作PCキットのPentium 4対応版「P:z II」発売

P:z IIP:z II
P:z IIP:z II
P:z IIP:z II

 小型のPentium 4対応自作PCキットが徐々に出揃いつつあるなか、星野金属からPCケースの前面と上面に複数の溝がある同社おなじみの“PlayStation2風デザイン”を採用したPentium 4対応アルミ製自作PCキット「P:z II」が発売となった。カラーはホワイトパールマイカ(S200WPM)とブラック(S210B)の2種類で、価格はS200WPMが49,800円、S210Bが49,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「P:z II」のPCケースのサイズは高さ335mm×幅138.5mm×奥行き290mmとなっており、以前登場した同社のSocket 370対応“元祖”PlayStation2風自作PCキット「P:z Plus」(高さ335mm×幅82mm×奥行き335mm)に比べると、Pentium 4用の大型CPUクーラーに対応するためか、やや幅が増えている。しかしその分内部スペースには余裕ができ、さらに本体前面には3.5インチオープンベイが新設されるなど(FDDを標準装備)、PCケースとしての使い勝手は良くなったと言える。また、本体底部の四隅にインシュレータを備えているのも特徴のひとつだ。

 マザーボードにはSiS650チップセットを搭載したASUS製のFlexATXフォームファクタ対応Socket 478マザーボード「P4S333-VF」を採用。NorthwoodコアPentium 4に対応するほか、チップセット内蔵機能によるVGA出力、サウンド、10Base-T/100Base-TX対応LANなどの豊富な機能を備えている。拡張スロットはAGP×1、PCI×2を備えているが、PCケースの仕様上装着できるカードがLowProfileサイズのみに限定される点には注意が必要だ。

 そのほかの仕様は、ベイ数が前述の3.5インチオープンのほか5インチオープン×1、3.5インチシャドウ×1、電源ユニットがEnhance製200W電源など。本体前面の下部にステレオサウンド入出力端子やUSBポートが利用できる開閉式のコネクタ部を備えているのは「P:z Plus」と同様だ。

 本体の横幅が増えた分「P:z Plus」に比べると省スペース性は若干失われてしまったが、Pentium 4対応の自作PCキットとしては十分小型の部類に入る。小型のPentium 4対応自作PCキットの種類が少ない現状では、デザイン的にも特徴のあるこの「P:z II」はかなり有力な選択肢となりそうだ。

□P:z II(ソルダム)
http://www3.soldam.co.jp/barebone/pz2/
【2001/12/28】PlayStaion2似の自作PCキットがTualatinコア対応に、「P:z Plus」 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011228/etc_pzplus.html

 (星野金属 P:z II)

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPTSUKUMO eX.]


[前の記事]: ビデオデッキ風の横置きタイプmicroATXケースが発売、電源はATX
[次の記事]: 続々と登場するRADEON搭載ビデオカード、Herculesからも発売

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp