【 2002年3月30日号 】

厚さ6mmの名刺サイズ超薄型31万画素デジカメ「eyeplate」がAXIAから登場

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 本体の厚さが6mmでさらに大きさが名刺サイズという31万画素コンパクトデジタルカメラ「eyeplate」が、オーディオメディアでおなじみのAXIAブランド(富士フイルムアクシア)から発売となった。実売価格は9,299円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 同社が“世界最薄”とうたうこの「eyeplate」は、本体サイズが縦54mm、横85.6mm、そして厚さがなんとわずか6mmという超コンパクトサイズのデジタルカメラ。重量も35g(内蔵電池込み)と非常に軽量になっており、シャツの胸ポケットなどに入れておいても重量がほとんど感じられないレベルで、コンパクトさに関しては最近流行の小型シリコンオーディオプレイヤー並みといったところだ。

 本体の素材はアルミ製で、デザインも突起物などが少なくフラットなものになっており、パッと見はアルミ製の名刺入れのような印象も受ける。電源をオンにすると、焦点距離を取るために前面のレンズ/ファインダー部が手前にわずかに飛び出すが、撮影が終わった後にレンズ/ファインダー部を本体に押し込むように戻せばもとのフラットな状態に戻るので、携帯時に不便な思いをすることはないだろう。

 そして肝心なデジタルカメラとしての仕様については、有効画素数が31万画素、記録メモリが8MBの内蔵フラッシュメモリなどで、VGAモード(640×480ピクセル)で26枚、QVGAモード(320×240ピクセル)101枚の撮影が可能となっている。最近のデジタルカメラとしてはたしかに画素数は少ないが、これは本体のコンパクトさとトレードオフといったところ。携帯性のよさからスナップやメモ代わりの撮影に使うことを前提とするユーザーがほとんどであるだろうし、画素数の少なさがネックとなるようなことはないだろう。

 本体に備えるコネクタ類はPCと接続するためのミニUSB(TypeB)インターフェイスのみで、PCへの画像転送(TWAIN対応、専用ソフトウェアも付属)のほか、「eyeplate」への充電もPCからUSB経由で行なうようになっており、PCのUSBポートに付属のケーブルで接続すると自動的に充電が開始される(薄さを実現するために専用の薄型リチウムイオン電池を内蔵している)。充電時はPCの電源を入れておく必要があるという点はやや不便と言えそうだが(電池切れの状態からフル充電まで約2時間必要)、「eyeplate」を使わないときは常にPCにつなげておいてこまめに充電するように心掛ければ問題はないだろう。なお、フル充電時は約500枚以上の撮影が可能としている。

 超コンパクトサイズであることはもちろんのこと、フラットなデザインのアルミ製ボディもなかなかスタイリッシュで、「eyeplate」は“世界最薄”の名に恥じないデザイン性と実用性を兼ね備えたデジタルカメラと言えるだろう。価格的にも手頃なので、メモ用の携帯デジカメとして、あるいは小物アイテムには目がないという人はコレクションのひとつに加えてみてはどうだろう。

□eyeplate(富士フイルムアクシア)
http://www.axia.co.jp/products/eyeplate/

 (AXIA eyeplate)

[撮影協力:ソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館]


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