アイ・オー・データの玄人向けブランド「挑戦者」の第一弾製品が発売
「挑戦者」は、ある程度のPC自作経験を持つユーザーを対象としたブランドで、アフターサポートの省略などを行なうことで製品コストを下げ、安価で製品を提供しようというのが目的だ。Webサイト上にも「秋葉は第二の故郷」「保証と値段、選ぶなら当然安さが正義」「人柱上等、自己責任の意味を知っている」などといった「挑戦者五ヶ条」なるものを掲載し、“玄人向け”のブランドであるということをアピールしている。丁寧な製品マニュアルやサポート体制などで定評のある同社だが、そのイメージとはまったく逆の性格を持つブランドであると言えるだろう。挑戦者と「超戦車」をかけた戦車マーク入りのブランドロゴもなかなかインパクトが強い。
その挑戦者ブランドの記念すべき第一弾となった製品が今回登場した「SOTO-3.5iU」。3.5インチの内蔵用IDE-HDDをUSB 1.1/2.0接続の外付けドライブにできるという製品で、USBコネクタとは別に、同社独自のインターフェイス規格「i・CONNECT」に対応したコネクタを装備しているのがウリのひとつ。別売りのi・CONNECTコンバータケーブルを使用することでIEEE-1394接続やPCカード接続(別途インターフェイスカードが必要)などでも利用できるというのは、他の外付けケース製品にはない特徴だ。
製品のパッケージ内容はケース部品や接続ケーブル、ACアダプタ、サポートソフトCDなどで、マニュアルについては“玄人向け”ということで、組み立て手順などがプリントされた簡素な紙が付属するのみとなっている。パッケージのデザインは同社の統一デザインとはまったく別のものになっているので、アイ・オー・データ製品と混同するようなことはまずないだろう。
また、挑戦者の製品には「挑戦者的難易度」というランク付けがなされており、製品の使用に際して必要な知識や技術のレベルに応じて「カンタ~ン」「フツー」「ムズカシィ~」の3段階が用意されている。今回の「SOTO-3.5iU」は「プラモデルが好きな方にオススメ」という「フツー」レベルで、パッケージ側面にもそれに対応する顔マークがプリントされているのが確認できる。
製品の品質やドライバでも定評のあるアイ・オー・データだけに、もし同社製品と同等の製品が挑戦者ブランドで安価で入手できるということになれば、アキバに集う“玄人”ユーザーには歓迎される存在となるだろう。「挑戦者の今後は今回の製品の売れ行きにかかっている」としている同社だが、「SOTO-3.5iU」は果たして吉と出るか凶と出るか、ユーザーにとってもその動向が注目されるところだ。
なお、「SOTO-3.5iU」は生産数100台という限定製品で、40台はアキバにある同社のショールーム「アイ・オー・プラザAKIBA」(ブロックF2-[c5])で30日(土)販売し、残り60台も4月以降に順次販売する予定という。
□SOTO-3.5iU(挑戦者)
http://www.iosnet.ne.jp/ioplaza/supertank/products/
(挑戦者 SOTO-3.5iU) |
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