ABITからPS/2、シリアル、パラレルの各ポートを装備していない珍しいマザーボードが近々登場することになりそうだ。製品はApollo KT333チップセットを搭載したSocket Aマザーボードの「AT7」で、WonderCity秋葉原店が一時的にサンプル展示を行ったもの。6基のUSBポート(うちUSB 2.0ポートが2基)やIEEE-1394ポートなど備えるという特殊な形状のI/Oパネル部が特徴的なこの「AT7」は、FDDインターフェイスはサポートしているものの、PS/2、シリアル、パラレルの各ポートを搭載していないという言わば“準レガシーフリー仕様”のマザーボードとなっている。前述のUSB、IEEE-1394インターフェイスのほか、10Base-T/100Base-TX対応LAN、5.1チャネルサウンド出力、光サウンド出力、Ultra ATA/133対応RAIDなどといった豊富な機能を備えているのも特徴のひとつだが、これら数多くのコントローラチップを搭載するため、ATXサイズの基板でありながらPCIスロットを3本しか持たないという偏った仕様になっており、この点については好みが分かれそうだ。同店での入荷予定時期は1~2週間後で、予価は24,800円。なお、4日(木)でサンプル展示は終了している。 □AT7(http://www.abit.com.tw/abitweb/webjsp/english/pt_main_back.jsp?pPRODUCT_TYPE=MotherBoard&pMODEL_NAME=AT7) |
キューブ系小型ケースの単品販売がスタートした。発売されたのはエムシージェイの「Cube-ZERO」とFREETECHの「Q-BOX S」の2製品。いずれも本体サイズは200mm×200mm×295mmと同じで、外観もよく似ている。5インチベイを2基備え、電源ユニットに特殊な小型サイズのものを用いることで内部スペースを稼いでいるあたりは注目点と言える(電源容量はCube-ZEROが130W、Q-BOX Sは150W)。残念ながら電源ユニットはPentium 4に対応しておらず、また内蔵できるマザーボードもFlexATXより小さい17cm角の製品しかないなど組み合わせの自由度は低いが、一からキューブ系PCを自作してみたいという人にはおすすめの製品と言える。実売価格は「Cube-ZERO」が16,980円~18,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、「Q-BOX S」が19,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □Q-BOX S(http://www.free-tech.jp/qbox.htm) |
ASKセレクトからLowProfileサイズでは初のRADEON 8500LE搭載ビデオカード「AP64DL」が発売となった。ビデオメモリは64MBのDDRメモリで、実売価格は19,800円~22,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ハイパフォーマンスの小型PCを自作したいというユーザーには待望とも言えそうなこの「AP64DL」、実は中身はマザーボードでおなじみのGIGABYTE製。チップクーラーや基板にGIGABYTEロゴや社名、型番の「GV-AP64DL」などがプリントされており、おそらくGIGABYTE製のOEM品であると思われるが、パッケージを開けてすぐに目に飛び込んでくるGIGABYTEロゴには少々面食らってしまうかもしれない。なお、装備するコネクタはDVI-I出力、S-Video出力の2つで、アナログモニタに接続する際は付属のDVI-VGA変換アダプタが必要になるほか、製品には標準で通常サイズのブラケットが取り付けられており、LowProfileサイズの交換用ブラケットが付属するかたちとなっている。搭載するメモリチップが最大200MHz動作のSamsung製K4D263238M-QC50という標準仕様のクロックより低めのものを採用している点は要注意と言えるかもしれない。 □ASKセレクト(http://www.askselect.jp/) |
フロント部分に透明のアクリルパネルを備えたPCケースと言えばアルミ製というイメージが強いが、そのデザイン手法をスチール製PCケースに用いた珍しい製品が近日発売になる。その製品は恵安のミドルタワー型ATXケース「KN-1000A」で、確かにPCケース本体の素材はスチールなのだが、フロント部分に備え付けられた透明アクリルパネルがどことなくアルミ製PCケースの雰囲気をかもし出しているという“新感覚”のPCケースだ。予価は13,000前後円と、同様の形状をしたアルミ製PCケースに比べるとかなり安価になっているので、コストは低く抑えたいが見た目だけでもアルミ製PCケース風にしたいという人にはかなり魅力的な製品と言える。Pentium 4対応の300W電源ユニットを搭載し、前面からアクセス可能なUSB、サウンド、IEEE-1394の各コネクタを備えるほか前面に8cm角ファンを標準装備するなど、PCケース自体のポテンシャルもなかなか高く、デザイン/機能性/コストの3点に優れたPCケースと言っても過言ではないだろう。なお、正式な製品版は来週入荷になるそうだ。 □KN-1000A(http://www.keian.co.jp/new_pro/kn1000a/kn1000a.html) |
プレクスター初のCD-RW/DVD-ROMコンボドライブとしてその登場が待たれているCD-R 20倍速ライト/DVD-ROM 12倍速リードの性能を持つ「PlexCombo 20/10/40-12A」のサンプル品展示が各ショップでスタートしている。「PlexCombo 20/10/40-12A」に関しては、TSUKUMO eX.で2月下旬から予約受け付けが始まっていたが、サンプル品が展示されるのは今回が初めて。気になる入荷予定時期については、これまでの4月上旬予定から延び、TSUKUMO eX.では予価19,799円で19日(金)の入荷予定となっている。2月下旬の予約受け付けスタート時は3月下旬入荷予定となっていたが、その後4月上旬に延期、さらに今週は19日(金)へと2度も延期されたことになる。製品登場を待ち望んでいる人にとってはやきもきさせられる状況が続いているが、予定としながらも今回は具体的な日付が明らかになっており、少なくとも下旬までの発売というのは確実なようだ。 □PlexCombo 20/10/40-12A(http://www.plextor.be/english/products/px320a.html) |
アキバのアニメ・同人誌系ショップは相変わらず勢力を拡大中。次々と店舗数が増え、中央通り一等地のビルを一棟借りする例も出てくるなどアキバ全体のイメージを徐々にそして確実に塗り替えつつある。そうした中、またひとつ象徴的な出来事が明らかになった。マンガやアニメの中古専門店として有名なまんだらけが、同人誌やフィギュアを中心とした「まんだらけ秋葉原同人館」をアキバに出店するという。オープンは4月27日(土)11:00で、場所は先日店舗を閉鎖したフロンティア神代東京秋葉原店の跡地。つまり、DOS/Vパラダイス秋葉原本店の入っているロック2ビルの5Fということになる。まんだらけと言えば、店員がコスプレ姿になって対応することでも有名だが、さっそくコスプレスタッフの緊急募集まで行われている。これでまた、アニメ・同人誌系ショップの勢いが増すことになりそうだ。 □まんだらけ(http://www.mandarake.co.jp/) |
この週末はアキバでフリーペーパーのWatch Weeklyとともに「DOS/V POWER REPORT秋葉原特別配布2002年春号」も配布中なので、アキバに足を運ぶ人はぜひ手にとってほしい。今回の号は約60ページで、特集は最新BTOマシンの紹介やDual Athlonの組み立て、高速ストレージやブロードバンドルーターの紹介など。最新マザーボードをプレゼントするスペシャルコーナーもあるのでお見逃しなく。なお、アキバのマップに関してはWatch Weeklyにのみ付属しているので、両方とも入手するのがおすすめ。配布場所は、東京三菱銀行前(ブロックD2-[b3])で、配布予定数量に達した時点で終了するのでお早めに。 □DOS/V POWER REPORT(http://home.impress.co.jp/magazine/dosvpr/) |
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