【 2002年4月13日号 】

どこでもメール?メールソフト格納したUSBメモリ「uMailer」が発売に

uMaileruMailer
uMaileruMailer
uMaileruMailer

 メールソフトとメールデータの両方をコンパクトなUSB接続のフラッシュメモリに格納して持ち運ぶことができるというユニークな製品「uMailer 16MB」が121研究所から発売された。容量16MBのUSBフラッシュメモリとメールソフト本体、USBケーブルがセットになったもので、実売価格は9,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「uMailer 16MB」は、メールソフトとメールデータが格納されたキーホルダー大のUSBフラッシュメモリをPCに接続することで、ソフトのインストールなどを行なうことなくすぐにメールの送受信などが行なえるという製品。メールソフトの起動(プログラムの読み込み)やメールデータの入出力はUSBフラッシュメモリとのアクセスだけで行なうようになっており、さらにPCのハードディスクにメールデータやレジストリ情報を書き込むなどといったこともないため、自宅、会社、あるいはインターネットカフェの端末など、マシンや場所を問わずにどこでもメールが利用できるというのが特徴だ。ダイヤルアップ接続にも対応(複数アカウントの登録が可能)しているので、使用するPCのネットワーク環境も選ばない。

 また、すべてのデータのアクセスはUSBフラッシュメモリ内で済み、かつメールの設定データも暗号化されるためセキュリティ性に優れるというメリットも持っている。メールソフト起動時にはパスワード入力によるログオンが必要になるため、万一USBフラッシュメモリを紛失してしまった場合でも第三者に不正利用される可能性はかなり低いといってよいだろう。

 使い方は、USBフラッシュメモリをPCのUSBポートに挿し、リムーバブルドライブとして認識されたら、あとはエクスプローラなどからメールソフトを起動するだけという非常にシンプルなものだ。なお、対応OSはWindows 98/98SE/Me/2000/XPとなっている。

 そのほか、Outlook Express形式でのメールの保存が可能、Outlook Expressのアドレス帳からのインポートまたはエクスポートが可能などといった機能も備えている。PCのOutlook Expressと「uMailer 16MB」の両方でメールを使いたいという人にも有用だろう。

 USBフラッシュメモリが16MBという容量のため(64MBモデルやUSBフラッシュメモリ単体などの購入は同社のWebサイト上でも申し込みが可能)サイズの大きい添付ファイルなどのやり取りには不向きだが(原理的には他社製の大容量USBフラッシュメモリとメールソフトを組み合わせることも可能なはず)、外出先で連絡メールをやりとりする機会が多いという人には非常に便利な製品であることは間違いない。メールのためだけにノートPCを持ち歩くのは煩わしいという人には、検討の価値がありそうだ。

 なお、ほぼ同様の内容の製品としては「Bee Mail」があり、PC-Successでは4月末発売予定として、現在予約を受付中だ。予価は9,800円。

□uMailer(121研究所)
http://www.121lab.com/uMailer/
□Bee Mail(サクセス)
http://www.beemail.jp/

 (121研究所 uMailer)
 (サクセス Bee Mail)

[撮影協力:ソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館]


[前の記事]: VIA製マザー購入者にプレゼントがあたる「一馬当先」キャンペーン実施
[次の記事]: GeForce4 MX420搭載ビデオカードのPCI版が登場、Visiontekから

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp