発売されたのは40GBモデルのみで、このほかにシリーズ中には20GBと30GBモデルがある。1プラッタあたりの容量は20GBで、16MBの大容量バッファを備えているという特徴もある。これまでの2.5インチHDDでは2MBが標準的なバッファ容量であり、8倍もの容量を持つことになる。また、内部データ転送速度が最大41.7MB/sという高速さも大きな特徴。

　PS/PLAZA WAKAMATSUでは30GBモデルについて「6月中旬入荷予定」と告知している。

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[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとe-TREND]

　「PCIスロットに挿入するだけでHDDを増設できる」のが売りで、IDEケーブルと電源ケーブルが内部的に配線されているほか、HDD自体もフォーマット・領域確保済みのため「ドライバのインストール以外は、配線・設定作業の必要がない」という特徴がある。HDDの電源はPCIスロット経由で給電を受けるしくみ。

　使用用途として「HDDの増設」以外に「起動ドライブの移行」も想定されており、起動HDDをUltimate C:側に移行できるHDD移行ソフト「Drive Exchanger」が付属している。

　増設用のIDEコネクタも1つ用意されているため、さらに2台までのIDE-HDDを増設できる。IDEコントローラチップの種類は不明。また、利用用途は不明だがマニュアルに「電源コネクタ」と記載されている4ピンコネクタも搭載している。

　製品ラインナップはHDD容量別に20GB(PHDPCI-20)、30GB(PHDPCI-30)、40GB(PHDPCI-40)の3製品。搭載HDDの仕様は明らかにされていないが、高速電脳に入荷した20GBモデルを確認した限りでは富士通 MHRシリーズが搭載されていることを確認できた。

　約1年前に発売されたシステムトークス Ultimate:Cと同コンセプト/同基板デザインの製品で、最大20GBだったHDD容量が最大40GBに増えたのが主な違い。基板上のBIOS ROMにはシステムトークスのロゴがプリントされている。

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[撮影協力:高速電脳]

　IEEE-1394接続版のKD-1/FWにはバックアップソフトのEASY GHOSTが付属している。

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[撮影協力:PS/PLAZA WAKAMATSUとPC-Success2号店]

　発売元のザワードでは「IDE-RAID向け」を強調しており、製品情報ページでも「RAID BOX」と説明しているが、内部にRAIDコントローラを搭載しているわけではないため、機能面では通常のリムーバブルIDE-HDDケースと変わりない。

[撮影協力:FRESH FIELD ADACHI]