いよいよファンレス自作PCキット登場か?キューブ系製品のデモ開始
完全ファンレスの状態で店頭デモ中、C3 800A MHzを搭載
【MANA本体】 | 【MANA内部】 |
【MANA背面】 | 【ACアダプタ】 |
【デモ中】 | 【DVD再生可能】 |
その製品はBONA Computechの「MANA」で、スリートップ2号店において実際に動作デモが行なわれている。7日(金)の日中の段階では製品の展示のみだったが、その後OSのインストールや動作チェックをクリアし、今回の動作デモに踏み切ったという。
●C3 800A MHz搭載でファンレス
「MANA」は電源に外付けACアダプタを用いている点を除けば、パッと見は従来のアルミ製キューブ系自作PCキット製品とほぼ同様といったところ。PCケース自体の独自の特徴として主に挙げられるのは、ケース背面から引き出せる3.5インチシャドウベイを搭載している点、ケースカバーが全体を筒状にすっぽりと覆うタイプになっている点などだ。本体色は全体がまばらにラメが入ったような独特の光沢を持つアイボリー。また、マザーボードはApollo PLE133Tチップセットを搭載したMini FlexATXのSocket 370マザーボードで、ライザーカードによりPCIスロットが1本利用できるようになっている。
デモ機のファンレス仕様については、CPU(C3 800A MHz)にはヒートシンクのみのCPUクーラーを搭載し、標準で1基搭載するケースファンは使用しない(非通電)というもの。電源は、前述のとおりファンを必要としない外付けのACアダプタだ。ちなみに、キューブ系でACアダプタを採用した製品はこれが初となる。
●DVD再生とCD-R書き込みもクリア
このACアダプタは電源容量が60W(12V/5A)という小さなものだが、デモ機はCD-R/RW+DVD-ROMコンボドライブ(東芝製SD-R1202)や3.5インチHDD、FDDを搭載、OSにWindows XPをインストールした状態で電力不足などに陥ることもなく正常に動作している。
CD-Rへの書き込みや、コマ落ちはするもののソフトウェアによるDVD-Videoの再生も問題なく行なえるそうだ。また、同店ではさらなるパフォーマンスアップを図るべく、今後はTualatinコアCeleron 1GHzモデルを用いた動作デモも予定しているとのこと。
なお、もともと「MANA」は電源ユニットを内蔵しACアダプタでの利用はオプションという製品で、今回のACアダプタ、ファンレスによる動作デモは同店が独自に行なったもの。最終的にどのような仕様で販売されるのかはまだ未定だが、デモ機が問題なく動作していることから、どのような仕様で発売されるにしろ完全なファンレス仕様で動作する実績のある製品として注目を集めそうだ。
□MANA(BONA Computech)
http://www.lex.com.tw/index1.htm
(BONA Computech MANA) |
[撮影協力:スリートップ2号店]
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