Socket 478に対応したMSI製のスリムデスクトップ型モデルで、「豊富なオンボードデバイスを搭載している」「通常サイズのPCIカード2枚を増設可能」「銅製CPUクーラーが付属する」といった特徴もある。搭載チップセットはSiS650で、FSB 400MHzに対応している。

　DVIコネクタは通常のVGAコネクタに加えて用意されているもので、コネクタタイプはデジタル/アナログ両対応のDVI-I。S端子やコンポジットビデオ端子も用意されているため、合計で4種類ものディスプレイ接続コネクタを搭載しているかたちとなる。デュアルディスプレイの可否に関しては不明だが、チップセットのSiS650はコンパニオンチップのSiS301Bと組み合わせることでデュアルディスプレイが可能とされているもの。実際にマザーボード上に搭載されているコンパニオンチップはSiS301MVでSiS301Bとは異なるが、両者の違いについては明らかにされておらず、詳細は不明。

　VGA以外のオンボードデバイスは6ch対応サウンド機能（同軸デジタル端子付き）、LAN、IEEE-1394、PCカードスロット,メモリースティックスロットなど。IEEE-1394とUSB、サウンド入出力コネクタの各一部と、PCカードスロット/メモリーカードスロットは前面パネルに用意されている。薄型FDDも標準搭載済み。
　サウスブリッジチップはUltra ATA/100対応のA2リビジョン版SiS961。

　搭載電源は200Wタイプ。

　MSIではi845GLチップセットを搭載したバリエーションモデルHermes 845GL/845GL-Pもラインナップしている。

[撮影協力:コムサテライト3号店とコムサテライト2号店]

　基本機能は同等で、VGA、サウンド、LAN、IEEE-1394といったオンボードデバイスを搭載している点や、薄型CD-ROMドライブベイ、3.5インチIDE-HDDベイを搭載している点なども変わりない。拡張スロットが事実上利用できないのも同様。

　CD-ROMドライブなしのGT-168TS-NCDと、薄型24倍速CD-ROMドライブ付きのGT-168TSの2モデルが発売されている。

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[撮影協力:コムサテライト3号店]