Parhelia-512は、「256bit×DDR=512bitのメモリインターフェイス」や「最大で3ディスプレイへの同時出力」「10bit RAMDACによる高画質処理」などの特徴を持ったビデオチップ。「部分的にDirectX 9に対応している」こともウリとしており、DirectX 9で廃止されるハードウェアT＆L機能は搭載せず、その代わりにDirectX 9対応の強化版バーテックスシェーダーを搭載している。ハードウェアT＆L対応ソフトではこの強化版バーテックスシェーダーがハードウェアT＆Lをエミュレートする構成になっており、その場合でも「競合ビデオチップを超えるパフォーマンスを発揮する」（Matrox）という。

　今回発売されたのは、このParhelia-512を搭載したMatrox純正ビデオカード「Parhelia」の「FirstRelease版」で、正式版に先立って発売されるという「人柱モデル」。正式版との違いは、「日本語ドライバや日本語マニュアルが付属しない」「日本語ドライバが完成するまでは正式なサポートが受けられない」などといった点で、外箱には「自己責任の原則に則って行動できる方」「冒険を怖れない方」を対象とした製品であることが明記されている。また、パフォーマンスの点でも「英語ドライバーが完全ではないため、ご期待に添えるようなパフォーマンスが出ないかもしれない」という注意点があるという。国内発売元はインフォマジック。

　なお、コアクロックとメモリクロックは「バルク品にあたる」とされている200MHzと250MHzで、製品版では同220MHz/275MHzになると告知されている。

　標準搭載している出力コネクタはDVI-I×2で、1個のDVI-IコネクタをVGAコネクタ×2に変換する独自仕様のケーブル1本とVGAコネクタをS端子/コンポジットビデオ出力に変換するケーブル1本、DVI-VGA変換アダプタ1個が付属している。これらを組み合わせることで、CRT3台やデュアルDVI-I、DVI-I＋ビデオ出力などといった様々なディスプレイ出力が可能。搭載ビデオメモリは128MBのDDRメモリ。

　ほぼ同じ仕様と見られるバルク品も同時発売されている。出力コネクタや付属ケーブルなどもほぼ同じで、こちらの製品にはシネックスによる2週間限定の保証書が付属する。

□Parhelia（Matrox Graphics）
http://www.matrox.com/mga/products/parhelia/home.cfm

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[撮影協力:BLESS 秋葉原本店とツクモParts王国とクレバリー1号店]

　リファレンスデザインをベースとしている他の同クラス製品とは異なり、独自デザインの基板を採用しているのが特徴で、同社によると「GeForce4 Ti4600搭載ビデオカードとしては世界最小クラス」だという。実際の基板サイズは175×115mm。

　このほか、SPECTRA X21と同様に「ATX電源から直接電源供給を受けることで安定動作を実現する」という特徴や「画質向上などを目的に出力コネクタを別基板化している」という特徴もある。ただし、いずれも細部が強化されており、前者に関しては電源入力部が別基板化され「電源ノイズがビデオチップに伝わりにくくなり、さらに追加の基板部分を通風ダクトとしても利用できるようになった」（カノープス）ほか、後者に関しては仕様変更によりデュアルディスプレイに対応するようになっている。

　標準搭載している出力コネクタはVGAコネクタ×2で、ビデオメモリは128MBのDDRメモリ(650MHz)。

[撮影協力:USER'S SIDE本店とコムサテライト2号店とコムサテライト3号店とコムサテライト1号店]

　128MBのビデオメモリを搭載した製品は、先週発売されたASKセレクトブランド/GAINWARD製のASGW-M440VO-A128に続くものだが、ASGW-M440VO-A128が「SDRメモリ搭載」とされていたのに対し、この製品ではDDRメモリを搭載している。

　付属ソフトはDVD-Video再生ソフトのWinDVDと、なぜかビデオ編集ソフトのPowerDirector（この製品はビデオ入力機能を搭載していない）。

　GeForce4 MXシリーズを搭載したビデオカードは、最近、公式仕様外の製品が複数発売されており、今回の「GeForce4 MX440+DDRメモリ128MB」や前述の「GeForce4 MX440+SDRメモリ128MB」のほかにも「GeForce4 MX420+DDRメモリ64MB」といった製品が発売されている。

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[撮影協力:コムサテライト3号店とコムサテライト1号店]

[撮影協力:TSUKUMO eX.]

　ビデオメモリは128MBのDDRメモリ(5ns)で、DVI出力/TV出力機能付き。

　基板色は金色で、ラメの入ったような独特の色合いになっている。

[撮影協力:DOS/Vパラダイス秋葉原本店]

　ビデオメモリは64MBのDDRメモリで、TV出力機能を搭載している。

　「LowProfileサイズのGeForce4 MX420搭載ビデオカード」はこれまでにも多数発売されているが、実際にLowProfile対応用ブラケットが付属しているのはおそらくこれが初めて。GeForce4シリーズ全体でみても、これが初のLowProfile対応モデルとなる。

[撮影協力:TSUKUMO eX.]

　ビデオメモリ容量は64MB。

[撮影協力:コムサテライト3号店]

　銀色基板を採用するTriplex製品と違い、一般的な黄土色基板を採用した製品で、メモリチップには3.5nsタイプのEtronTech EM658160TS-3.5を採用している。Triplex製品の搭載メモリは3.6nsのhynix HY5DV641622AT-36。

　デュアルディスプレイのサポートが正式にうたわれているという特徴もある。

　直輸入品は、先週ごく少量販売されているが、国内代理店扱いの製品はこれが初めて。

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[撮影協力:コムサテライト3号店と高速電脳とコムサテライト2号店]

　「Triplex製/玄人志向ブランド」として発売されているXABRE400EX-AGP64Cと同じ仕様の製品で、デュアルディスプレイ対応用コンパニオンチップであるSiS301を搭載している点や、独特の銀色基板を採用している点も共通。

　同社の製品情報ページでは、デュアルディスプレイ機能への対応も正式にうたわれている。

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[撮影協力:コムサテライト3号店とコムサテライト2号店]

　付属ドライバが最新バージョンに変更され、MPEG-4やDivXの動画データもビデオ出力可能になっている。外箱は既存モデルが水色ベースだったのに対し、オレンジ色ベースに変更されている。

　カード自体は既存のVideoGate 1000と同じもので、新パッケージに付属するドライバも同社のWebからダウンロードできるもの。

　従来モデルの実売価格は16,000～17,000円前後で、現在複数のショップが「在庫限り」として販売中。

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[撮影協力:コムサテライト3号店とTSUKUMO eX.]

　構造は、ビデオカード側のDVI-Iコネクタを液晶ディスプレイ側のADCコネクタに変換する、というもの。ADCにあってDVI-Iにない電源やUSBなどの信号もディスプレイ側に供給できるよう、USBコネクタが用意されているほか、アップルロゴ入りの専用ACアダプタも付属している。

　このアダプタを利用できるビデオカードについては「ELSA GLADIAC 511での動作を確認しているほか、他のビデオカードでも動作した、というユーザーからの報告を受けている」（発売元のDr.Bott）という。

　そもそもは「古いMacintoshにDVI出力付きビデオカードを増設し、Apple製液晶ディスプレイを利用する」という目的で開発された製品。

　Appleが現在ラインナップしている液晶ディスプレイは23インチ/1,920×1,200ドットのCinema HD Displayや、22インチ/1,600×1,024ドットのCinema Display、17インチ/1,280×1,024ドットのStudio Display17インチフラットパネルモデルなど。

□液晶ディスプレイ(Apple)
http://www.apple.co.jp/displays/index.html

[撮影協力:USER'S SIDE本店]