RIMMスロットは従来の168ピンではなく、32bit RIMM専用の232ピンのものを採用しているのが大きな特徴。ただし、RIMMスロットが物理的に変更されているという以外は特に特徴はなく、チップセットは従来からあるi850Eで、基本的に同社の従来モデル「P4T533-C」と仕様はほとんど変わっていない。

　この製品で利用できる32bit RIMMは「16bit RIMM 2枚を1枚にまとめた構造」のもので、モジュールあたりのデータ帯域幅が2倍になっているという特徴を持ち、具体的には従来のPC800 RIMMの32bit版は3.2GB/s（RIMM3200）、PC1066 RIMMの32bit版は4.2GB/s（RIMM4200）というデータ帯域幅を持つ。

　もっとも、i850Eチップセットはもともとメモリに対するバス幅が32bitで、従来の16bit RIMMに対して2枚単位でアクセスする構造になっていたため、32bit RIMMに置き換えたとしても、今度は1枚単位でアクセスするようになるだけのことで、PC本体としての内部的なデータ帯域幅は何も変わらない。32bit RIMMならではのメリットとしては、1枚単位でメモリ増設ができるという点が挙げられるが、このマザーボードのRIMMスロットは2個だけなので、4本のRIMMスロットを搭載した従来モデルに対するアドバンテージは特にない。

　32bit RIMMは現在ほとんど出回っておらず、13日(土)時点では、PC800の32bit版であるRIMM3200の256MBが一部で単体販売されているのみ。なお、7月末には、32bit RIMMをバンドルした「P4T533/R」が発売になる見込みになっている（バンドルされるRIMMのスピードや容量は不明）。

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【2002年6月22日】PC800-40の32bit RIMMが対応マザーより先に発売、256MBモデル
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020622/etc_32bitrimm.html

[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOPとコムサテライト1号店]

　既に発売されているPX845Gの上位にあたる製品で、PX845G PROではUltra ATA/133対応IDE-RAID機能が、PX845G PROIIではそれに加えてLANインターフェイスと起動時の音声告知機能、BIOS保護機能が搭載されている。

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[撮影協力:コムサテライト2号店]