また聞きなれない台湾メーカーから、高速なCD-ROMドライブが発売になった。今度はEPO Science and Technologyというメーカーの「CD-6000D」という製品で、CD-ROMリードが最大60倍速という世界最速の性能を誇るという(特殊なマルチビーム式では72倍速もある)。過去にも同じ性能を持つ12倍速DVD-ROMドライブが販売されたことがあるが、今回の製品はDVD-ROMは読めず、あくまでもCD-ROM専用のドライブ。そのため、価格も初登場ながら2,980円と安い(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。マニュアルがほかの製品との共通タイプのため、60倍速であるという仕様がどこにも明記されていないのが気になるが、トレイのパネルには「60X max」という文字があり、同社の54倍速CD-ROMドライブでは「54X max」と記されていることなどから考えると、確かに60倍速のようだ。この製品の面白いところは、ベゼルに設けられPlayボタンを操作することで、CD-ROMの読み込みスピードを段階的に12倍速まで落とすことができるとマニュアルに書かれている点。回転数を落として静音性を優先する場合に使えそうだ。安くて速いCD-ROMドライブを探している人は要チェック。 □EPO Science and Technology(http://www.epo.com.tw/) |
アキバ全体のショップ勢力図に大きな影響を与えそうな大型店舗の空き物件が出現した。それは中央通りに面した全8フロアのミナミビル(ブロックE2-[a5])。そもそもT-ZONE.本店が抜けた後、ほとんどのフロアが空き状態のままになっていた店舗だが、T-ZONE.時代からずっと1Fと2Fで営業を続けていた電器店のミナミムセンが8月の閉店を決定、ビルが丸々空くことになったのだ。このビルは立地条件がよく、アキバ有数のフロア面積を持つ店舗ではあるが、これまではほかのフロアを全て使っても、玄関口のフロアを含めて2フロアがどうしても空かないため、統一感が出ず、やや地味なイメージになりがちだった。それが1Fも空くとなれば、一棟借りして単独の巨大店舗を展開できることになる。“バラ売り”の可能性もあるが、もしここを一棟借りするところが出てくれば、国盗りゲームよろしく、またアキバの勢力図に大きな変化が起きそうだ。周囲では「パチンコ店ではないか?」「有名ディスカウント店らしい」など、なぜか電器・PC・同人系ではない業態店の名前が噂として飛び交っているが、現時点では今後の計画は不明だ。 □ミナミムセン(http://www.minamimusen.co.jp/) |
台湾製の「Super超頻之家」や玄人志向の「SEIGI-2GOU」に続く新たな露出型PCケース製品が近日登場することになりそうだ。しかも今度の製品は、アルミ製のフレームパーツを各種組み合わせることで、ユーザーがレイアウトを自在に変えられるというなかなか画期的なもので、OVERTOPで現在完成品の展示が行なわれている。比較的小柄な筐体の中に電源ユニットやmicroATXマザーボード、HDDが上手く収められているこのデモ機は、四辺の長さが同じでさながら“キューブ系露出型ケース”といったところだ。また、透明アクリルパネルの付いたフレームパーツも用意されるなど、パーツの種類もなかなかバリエーションに富んでいる。ある程度パーツをまとめたセットにするのか、あるいはパーツをバラ売りするのかなど販売形態はまだ決定していないとのことで、価格も未定となっているが、従来にないユニークなPCケースだけに早期の製品登場に期待したいところだ。なお、同店で展示中のデモ機は、フレームパーツ分で1万円を超える程度の価格になるとのこと。 |
OSにLinuxを搭載するとして6月の発表当初から話題となっていたシャープの新型PDA「ザウルス SL-A300」のデモ機がソフマップ1号店 Chicago パソコン・デジタル館、ツクモDOS/Vパソコン館などに入荷、ユーザーが実際に本体を手に取って操作できるかたちでの展示が行なわれている。当初は先週12日(金)の発売を予定していたものの、直前の10日(水)になって8月上旬への発売延期を発表、多くの人をがっかりさせたが、少なくともこれで動作状態を誰もが直接確認できる状態になったことになる。OSにLinux、CPUにXScaleを採用し、フロントライト付きの3.5型反射型TFTカラー液晶を搭載する「SL-A300」は、従来のMIシリーズにあったスライド式のキーボードを廃止し、下部に方向キーと4つのボタンを備えるのみに簡略化するなどして本体を小型化/軽量化しているのも大きな特徴。ソフトウェアのユーザーインターフェイスが大幅に変更されたのも旧来のZaurusユーザーには気になる部分だが、デモ機ではそうした操作感なども実際に体感できるので購入を検討している人はショップに足を運んでみるとよいだろう。 □ザウルス SL-A300(http://sl.ezaurus.com/) |
同人・美少女アニメ系ショップの台頭著しい昨今のアキバだが、またもJR秋葉原駅前にその手のショップが進出することになった。以前から改装中だった宝田無線で知られる宝田ビルに、オリジナルキャラクターの「でじこ」や美少女系ゲームのグッズを中心に扱うことで知られるゲーマーズの新店舗「ゲーマーズ本店2号館」が23日(水)にオープンすることになったのだ。フロア構成などはまだ不明だが、全400坪の店舗面積と発表していることから、ビルのかなりの部分を占有するものとみられる。このビルは屋上の巨大な看板に「DUTY FREE」「免税店」などの文字を冠し、巨大広告スペースも持つなど昔ながらのアキバらしさを象徴する広告塔のような存在だが、今後はこの巨大看板に同店のイメージキャラクターとなっている「でじこ」が描かれ、さながら“でじこタワー”になる可能性もありそうだ。ラジオ会館内の同人系ショップ、駅ビル内のアキデパ フジヤマ、そして今回ゲーマーズの進出と、アキバ駅前一帯を覆い尽くそうとする“美少女/同人/アニメ系”勢力。ますます街全体の雰囲気やイメージの変化に拍車がかかりそうだ。 □本店2号館オープン(http://www.fromgamers.jp/news/topics/020718_honten2.html) |
低価格のソフトエンコードタイプながら、10bitのA/D変換処理で高画質化を図るなどコストパフォーマンスの高さで注目を浴びているCONEXANT製ビデオデコーダチップCX23881を搭載したビデオキャプチャカードに新製品が登場した。今週はMSIから同チップを採用したTVチューナー付きビデオキャプチャカード「TV@nywhere」が発売になったもので、実売価格は11,980円~12,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。CX23881チップを採用したTVチューナー付きの製品としては、6月上旬に登場したPROLINK製「Pixelview PlayTV HD」に続いて2製品目となる。赤色の基板、搭載するTVチューナーともに非常に小型なのが印象的だが、最大の特徴といえるのはTVチューナーが音声多重とステレオ放送に対応している点だ。海外製のこの手の製品では、このあたりの対応状況が不明だったり未対応だったりするものが多く、メーカー自身が正式対応をうたっているのは珍しい。さらに搭載するビデオデコーダチップが高画質とくれば、人気製品となるのは確実だろう。購入を考えている人はショップに急いだほうがいいかもしれない。なお、製品にはカード型リモコン、受光部、TV録画ソフトの「WinDVR」などが付属している。 □TV@nywhere(http://henry.msi-computer.jp/marketing/8876.html) |
ガンダムが好きなPCユーザーなら、これは絶対に欲しくなるアイテムに違いない。バンダイから、ジオン軍のモビルスーツ・ザクの頭部を模ったデジタルカメラ「DigitalMonoEye MS-06 ZAKU II」が発売になったのだ。30万画素CMOSセンサーを内蔵した製品で、静止画とAVI形式の動画を記録できる。設置方法がユニークで、付属のカメラクリップを使って液晶ディスプレイにとりつけられるほか、同社が発売しているザクのプラモデルの頭部とすげ替えることも可能になっている。また、付属のバッテリーユニットと合体させれば、携帯用のデジタルカメラとして使えるという工夫もあり、単なるおもちゃとは言い切れない多機能ぶりだ。さらに、付属のソフトを使うことで、カメラの画像をザクのコックピット画面デザインで表示することもでき、ガンダム大好き人間にはたまらないアイテムと言えそう。なお、この製品はガンダムのメカニックデザインを担当したデザイナー大河原邦男氏が特別に描き下ろしたデザインを採用して作られたとのこと。実売価格は12,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □DigitalMonoEye MS-06 ZAKU II(http://fstyle.channel.or.jp/fstyle/zaku_camera/zaku_kamera.html) |
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