巨大ヒートシンク付きのファンレスGeForce4 Ti4200搭載カード登場
ヒートパイプで繋がれた2枚の巨大な金色ヒートシンクで板挟み
【ZALMAN製ヒートシンク】 | 【2枚で板挟み】 |
【隣接スロットも消費】 | 【ヒートパイプ採用】 |
【スペック表】 | 【パッケージ】 |
実売価格は23,750円~24,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ビデオメモリはDDRタイプを128MB搭載している。
●巨大ヒートシンクで板挟み
扇形ヒートシンクなどのユニークなCPUクーラー製品で知られるZalman TechとビデオカードメーカーのSIGMACOMが共同で開発したというこの「SVTi4200-128HS」は、ヒートパイプで繋がれた2枚の巨大な金色のヒートシンクでカードを板挟みにするという、なかなかインパクトのある構造になっている。その異様とも取れる外観は、ファンレスでGeForce4 Ti4200ビデオチップを冷却することの難しさを物語っているといってもよいかもしれない。
似たような構造をした製品は、先週SparkleからGeForce4 Ti4600搭載ビデオカード「SP7200T6-PT」(こちらはヒートシンクにファンを搭載)が登場しているが、カード全体の厚みについては比較にならないほどだ。というのも、なんと「SVTi4200-128HS」はAGPスロットに装着すると隣接するPCIスロットのスペースまで浸食してしまうのだ。つまり、このカードを装着すると実質AGP、PCIの各スロットが1本ずつ消費されてしまうことになる。
さらに、カード裏面のヒートシンクもかなり厚みがあるので、マザーボードによってはDIMMスロットやチップセット用ヒートシンクなどと物理的に干渉してしまうことも考えられる。ただ、販売を行なっているコムサテライト3号店がテストしたところによれば、microATXフォームファクタのIntel製i845Eチップセット搭載Socket 478マザーボード「D845EPT2」でも、DIMMスロットやチップセット用ヒートシンクなどに干渉することなく問題なく装着できたそうだ。
●ヒートシンク単体販売も
その巨大なカードサイズは導入時の難度をやや高くしてしまっているが、GeForce4 MXシリーズなどに比べて高いパフォーマンスが期待できるGeForce4 Ti4200を搭載しながらファンレスを実現しているというのは見逃せないところだ。これまでトレードオフの関係にあるとされてきた静粛性とパフォーマンスを両立させることに成功したこの「SVTi4200-128HS」は、今後注目の製品となることは間違いないだろう。
なお、コムサテライト3号店では時期や価格は未定としながらも、ヒートシンク単品での販売も予定しているそうだ。製品名は「ZM50-HP」「ZM80-HP」というもので、ZALMANのWebサイトには既に製品情報が掲載されている。興味のある向きはこちらもチェックしてみるといいだろう。
□SVTi4200-128HS(エムシージェイ)
http://www.mcjpc.com/pc_parts/svti4200.htm
□SIGMACOM
http://www.sigmacom.co.kr/Jpn/
□ZM50-HP/ZM80-HP(ZALMAN Tech)
http://www.zalman.co.kr/product/zm50-hp.htm
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【2002年9月7日】巨大ヒートシンクに覆われた“缶入り”GeForce4 Ti4600カードが登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020907/etc_sp7200t6.html
(SIGMACOM SVTi4200-128HS) |
[撮影協力:コムサテライト2号店とコムサテライト3号店]
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