未発表のi845PEチップセット搭載マザーがデビュー、DDR333対応
Intel発表前にAlbatron製の2製品が1日だけ?のフライング販売
【アキバで一番乗り】 | 【PX845PEV PRO】 |
【I/Oパネル】 | 【i845PEのMCH】 |
【パッケージ】 | 【マニュアル】 |
【3COM LANコントローラ】 | 【「知られちゃいけない(笑)」】 |
ショップの店頭に貼り出されたPOPには、チップセットに関して「CHIPSET:だれも知らない知られちゃいけない(笑)」という説明書きがあるほか、手書きで「intel 845PE+ICH4」と型番が追記されている。
●代理店公認のフライング
21日(土)時点で販売が確認できた製品は、標準モデルの「PX845PEV」と、3COM製LANコントローラをオンボード搭載した「PX845PEV PRO」の2製品。実売価格は13,800円~14,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
国内での発売元はAlbatron正規代理店のアスクで、もちろん保証書付きだ。販売中のショップではアスク主催の抽選会イベントが行われているほか、同社社員によるi845PEチップセット搭載マザーボードの入荷案内が店内で行われているため、ショップ独断の先行販売ではなく正規代理店主導の“公認フライング”販売のようだ。
なお、編集部で製品を実際に購入して中身をチェックしたところ、MCHチップの上に「RG82845PE SL6H5 L234A287」というマーキングがあることが確認できた(掲載中の製品写真は全て購入後に撮影したもの)。
●DDR333対応が特徴
i845PEチップセットは未発表のため、もちろん現時点では正式なスペックについては不明だが、海外のPC系ニュースサイトなどではPC2700 DDR SDRAM(DDR333)のほか、FSB 533MHz、AGP 4X、USB 2.0、Ultra ATA/100などをサポートすることなどが既に報じられており、実際、同店の「PX845PEV」「PX845PEV PRO」のPOPにもほぼこれらと同様のスペックが記されている。そのスペックを見る限り、i845PEは現行のi845Eの対応メモリをPC2100 DDR SDRAM(DDR266)からPC2700 DDR SDRAM(DDR333)にグレードアップしたものと判断してよさそうだ。
なお、今回の製品のマニュアルには、ほかにi845GEという名のチップセットを搭載したVGA出力機能付きマザーボードもあると明記されている。i845PEが、i845EのPC2700 DDR SDRAM(DDR333)対応版とするなら、i845GEは、おそらくi845GのPC2700 DDR SDRAM(DDR333)対応版ということになるのだろう。
●1日限りのフライング?
今回、初のi845PEチップセット搭載マザーボードとしてデビューした「PX845PEV」「PX845PEV PRO」は、10Base-T/100Base-TX対応LAN(「PX845PEV PRO」のみ)や6チャネル出力対応サウンド出力機能を装備する以外は特にオンボードデバイスを搭載しない、比較的シンプルなマザーボードとなっている。
しかし、機能がシンプルな分、最新チップセットを搭載した新型マザーボードながら価格はかなり安めで、現行のi845Eチップセット搭載マザーボードとの価格差も小さい。i845PEチップセットが未発表なのが気になるものの、最新ハードには目がない新しいモノ好きだけでなく、DDR333サポートによるハイパフォーマンスをいち早く体感してみたいという人にとっても狙い目の製品といえそうだ。
ただし、21日(土)に販売行っていたT-ZONE. PC DIY SHOPとT-ZONE. AKIBA PLACEは、22日(日)時点で2製品とも店頭から跡形もなくなっている。理由や詳細については「ノーコメント」とのこと。
結果的にはたった1日だけの“フライング販売”であり、多くの人には幻の製品となってしまったが、そう遠くないうちに他社メーカーの製品も含めて多くの製品が出回ることになりそうだ。
□Albatron
http://www.albatron.com.tw/
□アスク
http://www.ask-corp.co.jp/
(Albatron PX845PEV PRO) |
[撮影協力:T-ZONE. PC DIY SHOP]
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