i845GVチップセット搭載マザー「D845GVAD2L」がIntelから登場

	【 2002年10月26日号】
	i845GVチップセット搭載マザー「D845GVAD2L」がIntelから登場

　i845PE/GEチップセットとともに発表されたIntel製Socket 478向け廉価版チップセットのi845GVを搭載した初のマザーボードが発売された。製品はIntel純正のmicroATXマザーボード「D845GVAD2」で、実売価格は14,450円～14,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。
　i845GVは従来の廉価版チップセットi845GLの上位モデルとなる製品。i845GLがFSB 400MHzまでの対応だったのに対し、i845GVではFSB 533MHzを新たにサポーすることでFSB 533MHz版Pentium 4の搭載に対応したのが大きな特徴だ。VGA機能を内蔵してAGPスロットをサポートしないほか、PC2100 DDR SDRAM（DDR266）、USB 2.0、Ultra ATA/100といったスペックはi845GLと同様となっている。
　そして、初の搭載製品となった「D845GVAD2」はmicroATXフォームファクタの基板にPCIスロット×4、DDR266対応DIMMスロット×2（最大2GB）などのほか、VGA、サウンド、10Base-T/100Base-TX対応LANといった機能を装備。AGPスロットやPC2700 DDR SDRAM（DDR333）をサポートしないため最速のパフォーマンスは望めないが、機能的に不足を感じるようなことはないだろう。
　なお、今回の製品には、Pentium 4の3GHzモデル以上を利用する場合の冷却に関する注意点を記したメモが同梱されている。もちろんPentium 4の3GHzモデルはまだ登場していないが、これはこのマザーボードで冷却にさえ気を配ればPentium 4 3GHzモデルでも動作可能だという証明だといえそうだ。
　AGPスロットやDDR333をサポートしないものの、「D845GVAD2」はIntel純正マザーボードの新製品としては安価なのが嬉しいところ。コストパフォーマンスとIntel純正品にこだわるユーザーにとっては狙い目の製品といえそうだ。
□Intel 845GV/D845GVAD2（Intel）
http://developer.intel.com/design/chipsets/845gv/
http://developer.intel.com/design/motherbd/ad2/
□関連記事
【2002年10月12日】i845GE/i845PE搭載マザーの新製品が続々、microATX版も
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021012/etc_845pege.html

　（Intel 845GVシリーズ）

[撮影協力:コムサテライト3号店とクレバリー1号店とコムサテライト2号店]

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