【 2002年10月26日号 】
Athlon XP 2600+の店頭デモがスタート、2700+サンプルも入手
Apollo KT400搭載マザーとセットでデモ中、2700+の展示はなし
豪速運転中デモ機
【豪速運転中】【デモ機】
巨大CPUクーラー2,133MHz
【巨大CPUクーラー】【2,133MHz】
Athlon XP 2700+ OPNAthlon XP 2700+バルク
【Athlon XP 2700+ OPN】【Athlon XP 2700+バルク】

 先週ようやくデビューを果たしたAthlon XP 2400+に続き、今週はその上位モデルとなるAthlon XP 2600+の店頭デモがフェイス秋葉原本店で始まった。

 さらに、展示は行われていないものの同店は2700+モデルのサンプル品も入手したことを明かすなど、Athlon XPに関する新たな話題をアキバに振りまいている。

●誰でも性能を体感可能

 Athlon XP 2600+のデモは、ASUS製Apollo KT400チップセット搭載Socket Aマザーボード「A7V8X」とGeForce4 Ti4400搭載ビデオカードを使用したPCにCPUを組み込み、ベンチマークプログラムを動作させるというかたちで行われている。デモ機ではCPUクーラーが装着されているためCPU表面を見ることはできないが、BIOS画面からは動作クロックが2,133MHz、FSBに対する動作倍率が16倍、動作電圧が1.65Vとなっていることなどが見て取れる。

 Athlon XPのデータシートによれば、2600+モデルは先週登場した2400+モデルと同じ新型Thoroughbredコア(CPUID 681)を搭載したCPUで、発熱量の指標であるThermal Power(最大値)の68.3Wという数値は2400+モデルと同様になっている。2400+モデル(2,000MHz)に比べて実クロックは133MHz高い2600+モデルだが、発熱量が2400+モデルと変わらないというのはなかなか興味深いところだ。

●Athlon XP 2700+のサンプル品も

 そして、2700+モデルのサンプル品については、店頭での展示は行われていないものの取材時に撮影を行うことができた。サンプル品の一般公開は今回が初めてとなる2700+モデルは、茶色のOPGAパッケージやキャパシタの配置といった見た目は従来のThoroughbredコア採用モデルとほぼ同様だ。

 2700+モデルは、2800+モデルとともに初めてFSB 333MHzに対応するAthlonシリーズということでも話題になっているが、今回のサンプル品のOPN「AXDA2700DKV3D」をデータシートと照らし合わせてみると確かにFSB 333MHz対応版であることが分かる(OPN最終桁の「D」)。そのほかOPNからは、動作クロック2,167MHz、動作電圧1.65V、2次キャッシュ容量256KBといった仕様が読み取れる。

●でも入荷時期は不明…

 ただし、残念なのは2600+モデル、2700+モデルともに現時点では発売時期が未定とされている点だ。2400+モデルがデビューに至るまで幾度となく発売延期を繰り返したことを思い出すと若干今後が不安にもなるが、できるだけ早期の登場に期待したいところだ。

□Athlon XP(日本AMD)
http://www3pub.amd.com/japan/products/cpg/athlonxp/
http://www3pub.amd.com/japan/news/prodpr/nr22155.html
http://www3pub.amd.com/japan/news/prodpr/nr22170.html
□関連記事
【2002年10月19日】Athlon XP 2400+がようやくバルク品でデビューも品薄で完売続出
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021019/athlonxp2400.html

 (AMD Athlon XPシリーズ)

[撮影協力:フェイス秋葉原本店]


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