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【 2002年11月2日号 】
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その他のニュース
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- 新型「黄金戦士」がPowerLeapから発売、今度はSocket 370用
新しい「黄金戦士」がアキバに出回り始めた。ご存知の通り「黄金戦士」とは改造CPUの代名詞で、4年前に台湾で発見された改造CPUの製品名が由来になっている。初代の製品は、基板に直付けするTCPパッケージのMMX PentiumをSocket 7用に改造したものだったが、今度はSocket 370用の製品が登場した。PowerLeapから登場したのは、「PL-NB/T」というFC-PGA2パッケージのTualatin版Celeron 1A GHzに専用基板を一体化させた構造のもので、これはCoopermineコアまでにしか対応していない旧型のSocket 370用マザーボードで利用するためのアップグレードキット。一見すると、ただのSocket 370用Celeron 1A GHzにしか見えないが、CPU裏側には同社のロゴ付き製変換基板が張り付いており、裏から見ると「PowerLeap製Celeron 1A GHz」と勘違いしそうだ。実売価格は14,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。同時に同社からは「PL-MPIII」という、Tualatinコアのモバイル向けCPU、Mobile Celeron 1.20GHzをTualatin非対応/Coppermine対応のSocket 370対応マザーボードで利用するためのPowerLeap製変換アダプタ+CPUのセット品も出ている。これは変換アダプタが実質的にSocket 478からSocket 370への変換になっており、なかなか興味深い。実売価格は17,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
□PowerLeap製品(http://www5.ocn.ne.jp/~technica/)
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- 5インチベイ内蔵のVGA切替え機が登場、2入力2出力の機械式
1台のディスプレイを複数台のPCで共有する際などに便利なディスプレイ切替機は各社からさまざまな機種が発売されているが、今週はなんと5インチベイに内蔵が可能というユニークな製品「GR-SV022」がタイムリーから登場した。実売価格は3,810円~3,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。「GR-SV022」は入力、出力のVGAコネクタを2個ずつ備え、最大で各2台のPCとディスプレイの接続が可能な機械スイッチ式のディスプレイ切替機で、付属のマウンタを使うことで5インチベイに内蔵できるのが大きな特徴。主な仕様は、本体サイズが高さ31mm×幅139mm×奥行き85mm、対応解像度が最大1,280×1,024ドットなど。製品にはマグネットや両面シールも付属しているので、PCケースの側面などに取り付けて使うといったこともできる。内蔵して使う場合は、VGAケーブルをPCケース背面の拡張スロットなどを経由してPCケース内部に引き込む必要があるが、机の周りをスッキリさせたいときなどには便利なアイテムとなりそうだ。また、前面に入力コネクタを1個備えているのもミソで、例えば「GR-SV022」を5インチベイに装着して、前面入力コネクタをノートPC用に利用するといったこともできる。デスクトップPCのほかに、ノートPCをディスプレイに繋げて使う機会が多いという人も導入を検討してみてはどうだろう。
□GR-SV022(http://www.groovy.ne.jp/vga_switch.htm#sv022)
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- RADEON 9500搭載ビデオカードが近日入荷、展示がスタート
RADEON 9700 PROの下位モデルとなるRADEON 9500を搭載したGIGABYTE製ビデオカード「GV-R9500」の展示がTSUKUMO eX.でスタートしたほか、外箱のみという形ながらコムサテライト3号店でも展示が行われている。両店では入荷時期、価格ともに未定としているが、ビデオチップ自体のリリースはすでに現地時間の10月24日(木)に発表されており、製品の登場も間もなくと見てよさそうだ。RADEON 9500は、RADEON 9700 PROのウリでもあるAGP 8X、DirectX 9.0サポートはそのままに、レンダリングパイプライン数を8から4に、メモリインターフェイスを256bitから128bitにそれぞれスペックダウンすることなどでローコスト化を図ったモデル。コア/メモリの動作クロックは325MHz/620MHzから275MHz/540MHzに下げられており、展示中の「GV-R9500」の外箱にも「Core:275MHz」「Memory:540MHz」といった記述があるのが確認できる。また、現時点では前述のとおり「GV-R9500」の価格は未定だが、ATIのリリース内でRADEON 9500の希望小売価格が179ドルとされているので、「GV-R9500」もRADEON 9700 PRO搭載カードをかなり下回る価格設定がなされるのは間違いないだろう。コストパフォーマンス重視派には注目の製品となりそうだ。
□GV-R9500(http://www.giga-byte.com/products/r9500.htm)
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- LowProfile専用のPCカードアダプタが発売、32bit CardBus対応
LowProfileサイズの拡張スロットで利用できるという32bit CardBus対応のPCI接続型内蔵PCカードアダプタ「Card-Exchanger LP」がエムエスエイから登場した。実売価格は13,800円~14,580円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。「Card-Exchanger LP」はTI製PCカードコントローラを搭載するPCIカード上にPCカードスロットのドーターカードを載せることで、LowProfile対応拡張スロットのみでの利用を実現したユニークな製品。PCカードスロット部がドライブベイ用ボックスで提供される製品はこれまでにも登場しているが、この「Card-Exchanger LP」ならドライブベイを持たないスリムタイプのPCケースなどでも利用が可能というわけだ。もちろん、PCカードスロットにはメモリカードだけでなく無線LANカードやSCSIカードなども装着して使うことができる。PCケースのレイアウトなどの都合でCardBus対応PCカードスロットの増設を諦めていた小型PCケースユーザーにはまさに朗報といえるだろう。
□Card-Exchanger LP(http://mf.msa.co.jp/elan/LP/)
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- Shuttle製キューブ系PC用のキャリングバッグ「PF9」が発売に
キューブ系PC用のキャリングバッグというこれまでになかったユニークなアイテムがShuttleから登場した。製品名は「PF9」で、同社のキューブ系自作PCキット用のアクセサリーだ。カラーはシルバー。実売価格は3,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。「PF9」は同社が「キューブ系PCのキャリング用」とするバッグで、製品情報では“対応機種”は同社製のキューブ系PC自作PCキット「SV24」「SS51G」などとされているが、バッグのサイズ(360mm×230mm×195mm)に合えばもちろん他の機種でも利用できる。本体をいれるメインのスペースがあるほか、側面に3つのポケットがあるので、ここにケーブルやアクセサリー類を入れられる。肩にかけると釣り用のクーラーバッグのようで、ファッション性には欠けるが、ハイパフォーマンスPCをポータブルにできるというのは大きな魅力だろう。プレゼン用やイベントでの一時使用の際などにキューブ系PCを持ち出す機会がある場合には重宝するに違いない。
□PF9(http://www.shuttle.com/new/product/barebone/specs_a.asp?A_id=7)
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- microATXでは初のSerial ATA対応マザー登場、i845GE搭載
microATXマザーボードのファンにとってはまさに待望といえる初のSerial ATAコントローラ搭載モデルがLITE-ONから登場した。製品はi845GEチップセット搭載Socket 478マザーボードの「NR135-SN」で、実売価格は15,480円~15,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。赤い基板にチップやコネクタ部品などのパーツが所狭しと配置されているのが印象的なこの「NR135-SN」は、Serial ATAコントローラとしてSilicon Image製SiI 3112を搭載。microATXマザーボードではPCIスロットのすぐ下の位置にCNRスロットが用意されている製品が多いが、「NR135-SN」ではその代わりに2個のSerial ATAポートを装備している。さらにVGA、サウンド機能のほか、Realtekコントローラによる10Base-T/100Base-TX対応LANインターフェイスも装備するなど機能は豊富だ。なお、マニュアルによるとBIOSにはHyperThreading Functionの設定項目があり、デフォルトはEnableになっているとのこと。microATXケースでSerial ATAインターフェイス対応PCを自作したいがインターフェイスカードでPCIスロットを消費するのは避けたいと考えていたユーザーにはまさにぴったりの製品といえるだろう。
□NR135(http://www.liteontc.com.tw/pcbu/nr135.htm)
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- 16MBバッファ内蔵の9.5mm/5,400rpm/60GB 2.5インチHDD発売
5,400rpmの流体軸受けモーターと16MBバッファを搭載するというハイスペックがウリの東芝製9.5mm厚2.5インチHDDシリーズから、今度はこれまでの40GBを上回る60GBのディスク容量を実現した新モデル「MK6022GAX」が登場した。5,400rpmタイプの9.5mm厚2.5インチHDDとしては、現時点ではこの製品が最大容量モデルとなる。実売価格は42,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。「MK6022GAX」の主なスペックは、ディスク枚数が2枚、対応インターフェイスがUltra ATA/100、平均シークタイムが12ms、内部転送速度が最大333.2Mbits/s(約41.7MB/s)、動作音量がアイドル時26dB、シーク時33dBなどで、これらは従来の40GBモデル「MK4019GAX」とほぼ同様だが、アイドル時の動作音量はわずか1dBながら「MK4019GAX」より減っている。静粛性を重視するユーザーは見逃せないところだろう。もちろん、モーター回転数、バッファ容量、内部転送速度、そしてディスク容量のいずれにおいても現時点で最強といえるスペックを誇っており、従来モデル同様にハイエンド志向のノートPCユーザーから重宝される存在となりそうだ。
□MK6022GAX(http://www.toshiba.com/taissdd/techdocs/mk6022gax/6022gaxspec.shtml)
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- Service Pack1適用済みの最新Windows XPパッケージが出回る
10月上旬にOEM版が先行して販売されていたService Pack1(SP1)適用済みのWindows XPだが、今週は単体で購入できるパッケージ版が発売となっている。販売が確認できたのはWindows XP Home Edition、Windows XP Professionalの通常版、アップグレード版などで、実売価格は12,799円~35,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。外箱のデザインなどは従来品からとくに変更されていないが、パッケージ表面に「新パッケージ」「Service Pack 1 適用済」と記されたラベルがあるので、旧パッケージと間違えるようなことはないだろう。また、来年1月末出荷分までという期間限定で、Home EditionをProfessionalにアップグレードできるWindows XP Professionalステップアップグレード版も発売されている。ステップアップグレード版は通常版の価格の3分の1程度と安価なので、すでにHome Editionを使っているという人は、こちらを利用するとよいだろう。
□Windows XP(http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/)
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