CPUクーラー本体にコンパクトな液体循環機構を一体化したという画期的なSocket 478/A対応CPUクーラー「CP-100」が来週末にも登場することになりそうだ。入荷を予定しているCUSTOMはサンプル品を直輸入で入手、現在店内で展示を行っている。予価は6,800円。
「CP-100」の冷却の仕組みは、両脇に付いたタンクの液体を循環させることで熱をヒートシンクから上部のフィンに送るというもの。ヒートパイプの代わりに液体入りのタンクを利用している、というと分かりやすいかもしれない。なお、この液体が水なのか、あるいは特殊なものなのか、詳細は不明だ。
本体は上から放熱フィン、送風ファン(下方向)、液体攪拌用モーター、ヒートシンクという構造。横から見ると中央部に薄型ファンが2個重なっているように見えるが、羽が付いているのは上側のみで、下側は液体を攪拌するためのモーターとして使用されている。密閉構造内で液体を強制循環させているので、縦置き、横置きのどちらで使っても液体が漏れず、滞留もせずに利用できるという。
従来にないユニークな構造をしているだけに冷却性能が注目されるところだが、それだけに冷却を行っている場面を直接見てみたいというのが多くのユーザーの心情だろう。ぜひ同店には店頭での動作デモを実現してもらいたいところだ。
なお、同店では厚めの放熱フィンを搭載した別モデルについてもテストを行っているという。こちらの入荷時期、価格はともに未定。
ちなみに、ホワイトボックスやPCパーツなどを扱うプロサイドもこの製品の販売を予定しており、同社のWeb上では詳細な製品情報などが紹介されている。気になる人はチックしてみるといいだろう。
□CP-100(プロサイド)
http://www.proside.co.jp/o_parts/blueice/index.html
| (CP-100) |
[撮影協力:CUSTOM]