【 2002年11月30日号 】
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• Bluetooth対応初のポータブルHDD登場、容量5GBの「HOPBIT」
  

  Bluetoothを採用することでPCやPDAとの間でワイヤレスでのデータ転送を可能にしたというユニークなポータブルサイズのHDDユニット「HOPBIT（B105H）」が東芝から登場した。実売価格は49,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「HOPBIT」は5GBの1.8インチHDDを内蔵した横70mm×縦110mm×厚さ22mm、重量180gのコンパクトなポータブルHDDユニットで、接続方式にBluetooth 1.1を採用し、Bluetooth FTP対応のPCやPDAからワイヤレス（通信距離約10m）でアクセスできるというのが最大の特徴。製品にはBluetooth FTP対応のUSB接続アダプタが同梱されており、USBポートがあればBluetooth FTP非対応のPCでも利用が可能だ。また、付属のUSBケーブルを使えば有線でのデータ転送も行える（PCとの接続のみサポート）。バッテリにはリチウムイオン充電池を内蔵し、連続待ち受け時間が最大200時間、連続駆動（データ転送）時間が最大6時間と、使用可能時間にかなりの余裕があるのも特徴のひとつだ。ワイヤレスでアクセスできるのはBluetooth FTP対応マシンに限定されるものの、外出先でPDAから大容量のデータファイルを利用したい場合などに便利なアイテムといえそうだ。ただし、データ転送速度が最大720kbpsと、ストレージ機器としてはかなり遅い点には要注意。 □HOPBIT（http://www.toshiba.co.jp/about/press/2002_10/pr_j0902.htm）

• シリアル接続でコントロール可能なパトライトの店頭販売開始
  

  シリアルインターフェイスを使って接続することでPCから制御が行えるというパトライト「PHE-3FB」の販売が俺コンハウスでスタートした。実売価格は33,000円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。回転灯や表示灯、防犯機器などを手がける老舗メーカー「パトライト」から登場したこの製品は、PCからシリアルインターフェイスを経由して赤、黄、緑の各ランプの点灯や点滅、ブザーの鳴動といった操作が行えるというもの。制御用ソフトは付属しておらず、本格的に使用するにはソフトの自作などが必要になるが、制御命令はASCIIコードで送信する方式になっているため、簡単な操作ならターミナルソフトからでも行えそうだ。やや高価な製品ではあるものの、サーバーや端末の監視体制を強化したいと考えているネットワーク管理者などは、導入を検討してみてはどうだろう。なお、同店ではパンフレットの配布やテストプログラムを使った動作デモを実施中だ。 □PHE-3FB（http://www.patlite.co.jp/product/sensor/phe.html）

• サイズ可変のステンレス製microATXケースが来週発売予定
  

  奥行きのサイズを変えることができるというユニークなステンレス製microATXミニタワーケース「FinePC Acro」がダンデリオンというメーカーから近日中にも登場することになりそうだ。高速電脳でサンプル品の展示と予約の受け付けが行われている。入荷予定日は12月6日(金)で、予価は39,800円。ケースのサイズ変更は、内側のフレームを前後にスライドさせてから本体側面の上下のネジで固定することで行う構造になっている。調整可能範囲は310mm～480mm。固定できるのはネジ穴のある場所だけだが、ネジ穴は見たところ大体2cm～3cm間隔で設けられており、調節の自由度はそれほど低くなさそうだ。そのほか主な仕様は、サイズが高さ344mm×幅163mm、重量が7kg、電源ユニットが200Wタイプなど。なお、同店によれば、展示しているのは試作機のため製品版ではフロントドライブベイの形状が異なるとのことなので、購入を考えている人は要注意だ。パンフレットのドライブベイ仕様は、5インチ×3、3.5インチ×3、3.5インチシャドウ×2となっている。 □FinePC Acro（http://www5a.biglobe.ne.jp/~e_numa/page7.htm）

• 高さ143mmの巨大ファンレスヒートシンク「NCU-1000」近日発売
  

  ヒートレーンと多数のアルミ製フィンを組み合わせることでファンレスを実現したというティーエス ヒートロニクス製Socket 478用CPUクーラー「NCU-1000」が近日中にも登場するようだ。入荷を予定しているのはCUSTOMで、サンプル品などの展示は行われていないが同店では入荷予定時期を12月中旬、予価を5,800円としている。なお、製品はIntel代理店の岡谷エレクトロニクスによるパッケージ品で登場するとのこと。ティーエスヒートロニクスといえば、以前にもヒートレーン採用のCPUクーラー「CPU Radiator Zen（禅）」を発売したことでも知られるが、見た目のインパクトの強さは今度の製品のほうが上だ。というのも、なんと「NCU-1000」は高さが143mm（実測値）もあるのだ。「NCU-1000」の冷却構造は、銅製のCPU接触部からの熱をヒートレーン伝いに幾重にも並べられたアルミ製フィンで放熱するというもの。これだけ多数のフィンを取り付けることができたのは、熱源から離れた位置まで熱を「運ぶ」ことを得意とするヒートレーンあってのものといえそうだ。ちなみに同店によれば、室温20度でPentium 4 2.80GHzの動作を確認しており、さらにCOOLER MASTERのフェンレスCPUクーラー「ZERO-1」よりもよく冷えるとのこと。小型PCケースでの利用は難しそうだが、静音PCマニアは要チェックの製品といえるだろう。 □ティーエス ヒートロニクス（http://www.tsheatronics.co.jp/）

• 2GBのDDR DIMMが受注販売、ITCブランドで価格は約30万円
  

  なんと1本で2GBという大容量を実現したDDR266対応メモリモジュールの販売がTSUKUMO eX.で発注扱いという形ながらスタートした。実売価格は基板の背が低いタイプ（1.2hight）が307,999円、基板の背が高いタイプ（1.7hight）が297,999円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。両タイプともInfineon製のDDR266/CL2対応512Mbitメモリチップ「HYB25D512400AT-7」を搭載したITCブランドのモジュールで、メモリチップの上にさらにメモリチップを重ねるようにして基板に取り付けられているのが特徴だ。このため、モジュールの背の高さは既存の製品と変わらないが厚みはかなり増しており、マザーボードに取り付ける際は他の部品と干渉しないように注意する必要がある。もっとも、価格的に見てもこれらの製品をコンシューマユーザーがおいそれと導入するのは難しく、利用するのは企業内サーバーなどの管理者といったハイエンドのユーザーに限られることになりそうだ。 □HYB25D512400AT-7（http://www.infineon.com/cgi/ecrm.dll/ecrm/scripts/prod_ov.jsp?oid=30466）

• USB 2.0対応フラッシュメモリにも1GBモデル登場、プリンストン製
  

  高速かつ大容量のUSBフラッシュメモリが欲しいと思っていた人には朗報だ。プリンストン製USB 2.0対応フラッシュメモリ「FLASHDIO II」の1GBモデル（PFU-N1G）と512MBモデル（PFU-N512）の販売がスタートしたのだ。実売価格は1GBモデルが97,999円、512MBモデルが57,999円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。容量1GBのUSBフラッシュメモリは、USB 1.1対応にした製品はすでに出回っているが、USB 2.0対応製品の販売が確認できたのは今回が初めて。同社によれば、「FLASHDIO II」はUSB 1.1対応の従来製品「FLASHDIO」に比べて読み込み速度が約2.6倍、書き込み速度が約2倍アップしているという。その他の主な仕様は、対応OSがWindows XP/2000/Me/98SE（Windows 98SEの場合は付属ドライバのインストールが必要）、本体サイズが幅87mm×奥行き27mm×高さ14mmなど。重量は1GBモデルが約26g、512MBモデルが約22gで、256MBモデルなどの下位モデル（約19g）に比べて数字上では若干重くなっているとはいえ、数グラムの差なので実用上気になることはなさそうだ。価格はかなり高めだが、大容量のファイルを持ち運ぶ機会が多い人なら導入を検討する価値は十分あるだろう。なお、2製品とも本来は受注販売の製品だが、ツクモパソコン本店では特別に在庫販売しているとのこと。 □FLASHDIO II（http://www.princeton.co.jp/product/pc/flashdio2.html）

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