【 2002年12月7日号 】
	その他のニュース

• HDD独立型のビデオレコーダー「Rec-On」にUSB 2.0対応版登場
  

  セパレート型HDDユニットを採用したアイ・オー・データ製HDDビデオレコーダー「Rec-On」をUSB 2.0に対応させた新モデル「Rec-On S（VR-HDA120S）」が発売となった。搭載するHDDの容量は120GBで、実売価格は79,799円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「Rec-On」は単体での予約録画や再生などといった基本機能のほかにUSBインターフェイスによるPCとの連携機能も備えているが、「Rec-On S」ではUSB 2.0対応により、この連携機能のうちPCへの映像ファイルの転送速度が大幅に向上しているのが大きな特徴だ。同社によれば、標準SPモード（6Mbps）で録画した1時間分の映像ファイルの転送にUSB 1.1接続では約60分かかっていたものがUSB 2.0接続では約10分で行えるという。そのほか、1.5倍速での再生や録画映像のサムネイル表示、リピート再生などといった新機能も搭載している。前モデルと比べて飛び抜けて新しい部分があるわけではないが、HDDビデオレコーダーではPCとの連携機能を重視したいというユーザーにとっては有力な選択肢となりそうだ。 □Rec-On S（http://www.iodata.co.jp/products/video_rec/2002/recon_s/）

• なぜか仕様外の128MBメモリを搭載したRADEON 9500カード発売
  

  RADEON 9500搭載ビデオカードでは“珍種”と言えるビデオメモリ128MBモデルが登場した。製品はSapphireのバルク品で、実売価格は24,799円～25,239円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。ATIのプレスリリースでは、RADEON 9500ビデオチップが対応するビデオメモリの最大容量は64MBとされており、128MBのメモリを搭載するというのはもちろんイレギュラーな仕様だ。しかし、今回登場したRADEON 9500搭載カードは、カード裏面のラベルに「Radeon 9500 128M」という記述があるほか、Hynix製の128Mbit DDR SDRAM（HY5DU283222F-36）をカード両面に8個（128Mbit×8＝1,024Mbit＝128MB）搭載しているのが確かに確認できる。なお、同社のSapphireのリテールパッケージ品ラインナップにはRADEON 9500搭載カード「ATLANTIS RADEON 9500」があるが、この仕様も「64MB or 128MB DDR memory」とされており、128MBモデルの存在を示している。もっとも、仕様がイレギュラーとはいえ購入する側からすれば製品選択の幅が広がるのはうれしい話。今回の128MB版RADEON 9500搭載カードも、コストは重視したいがビデオメモリも大容量を確保したい、といった微妙なニーズを満たしてくれる製品のひとつとなりそうだ。 □ATLANTIS RADEON 9500（http://www.sapphiretech.com/vga/9500.asp）

• Pentium 4 3.06GHzの単品販売は年末から開始？予約始まる
  

  先月デビューして以来、単品での販売はほどんど見かけられなかったHyper-Threadingテクノロジ搭載版Pentium 4 3.06GHzだが、単体で入手できずに悔しい思いをしていたという人には朗報、T-ZONE. PC DIY SHOP、T-ZONE. AKIBA PLACE、BLESS 秋葉原本店で単品販売の予約受け付けがスタートしている。入荷は19日(木)もしくは20日(金)頃を予定しているという。予価は84,980円～89,800円。これまでにもPentium 4 3.06GHzを組み込んだ完成PCなどは販売されていたが、さすがにCPU欲しさにPC本体を購入するというのは、よほどのマニアを除いて普通の自作PCユーザーにとってはかなり厳しいもの。それだけに今回の予約受け付け開始はまさに待ちに待ったものといえるだろう。ただし、予約数はとくに明らかにされていないもののT-ZONE. AKIBA PLACEでは告知ポスターに「単品販売は予約受付順にお渡しいたします。問い合わせが殺到しておりますのでお早めのご予約をお願いいたします」と記しており、確実かつ早く入手したいのであれば、今すぐにでも予約申し込みをしておいたほうがよさそうだ。 □Pentium 4（http://www.intel.co.jp/jp/products/desktop/processors/desktop/pentium4/）

• 奥行きが伸縮するステンレス製ATXケース「FinePC Acro」発売
  

  先週に高速電脳でサンプル品が展示されたダンデリオンのサイズ可変ステンレス製microATXミニタワーケース「FinePC Acro」の製品版が同店で販売スタートとなった。実売価格は39,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「FinePC Acro」はケース内側のフレームを前後にスライドさせることで奥行きの長さが310mm～480mmの範囲で変更できるというユニークなケース。内側のフレームは、本体側面の上下にあるネジ穴を使って固定する。主な仕様は、サイズが高さ344mm×幅163mm、ドライブベイが5インチ×3、3.5インチ×3、3.5インチシャドウ×2、重量が7kg。電源ユニットはSNE製のPentium 4対応200Wタイプを搭載している。PCケースではまだまだ種類の少ないステンレス製であることに加え、奥行きサイズを自在に変更できる珍しい製品とあって、ちょっとした注目の製品となりそうだ。 □FinePC Acro（http://www5a.biglobe.ne.jp/~e_numa/page7.htm）

• 8ポートのGigabit Ethernetハブが2万円割れ目前に、メルコ製
  

  「ポート単価が3,000円を切るのは業界初」と安価をウリにした標準価格23,500円の8ポートGigabit Ethernet対応スイッチングハブ「LSW-GT-8W」がメルコから発売された。実売価格は21,800円～22,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。これまで、低価格をうたう8ポートGigabit Ethernetハブの安値は25,000円前後で推移していたが、これを「LSW-GT-8W」は一気に2万円台前半へと引っ張った格好。もちろん搭載する8つすべてのポートが10Base-T/100Base-TX/1000Base-Tに対応しており、多数のPCを持つパワーユーザーのニーズにも応えてくれることだろう。なお、電源は内蔵式で本体の側面には冷却用ファンを装備している。主な仕様は本体サイズが幅280mm×高さ44mm×奥行き180mm、重量が1.65kg。付属品は電源ケーブル、19インチラックマウント用金具、ゴム足など。 □LSW-GT-8W（http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/catalog/item/l/lsw-gt-8w/）

• まるでシュレッダー？すっきり外観のATXケースがデビュー
  

  開閉カバーですっぽりと覆われたフロント部分のデザインが特徴的な「TT」という名のミドルタワーケースがDOS/Vパラダイス秋葉原2号店 Prime館で販売中だ。実売価格は8,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。フロント部分には5インチベイの開口部や「T」のロゴマークなどのほかにパーツらしいパーツは何もないという非常にすっきりとしたデザインが特徴だ。そのあまりにシンプルな外観に「これがPCケース？」とも思ってしまいそうだが、上面の前部にパワースイッチやリセットスイッチを装備するほか、前面カバーを開けば5インチベイなども顔を出す。前述のふたつのスイッチと一番上の5インチベイ（トレイに連動して開閉するカバー付き）には前面カバーを閉じた状態でもアクセスが可能だ。そのほか主な仕様は、ドライブベイが5インチ×4、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×5、搭載電源ユニットがPentium 4対応300Wタイプなどとなっている。シルバーとグレーのカラーリングも落ち着いた雰囲気をかもしだしており、シンプルですっきりとしたデザインが好みという人には注目のPCケースといえそうだ。

• USB 2.0/Ultra ATA/133対応のSocket 370対応マザー展示中
  

  Socket 370対応でUSB 2.0やUltra ATA/133をサポートしたVIA製microATXマザーボード「C3M266-L」の展示がフェイス秋葉原本店でスタートしている。入荷予定時期は今月末で、価格は未定。同店では予約を受付中だ。Socket 370マザーボードでUSB 2.0やUltra ATA/133をサポートするというのは意外にもこの製品が初めて。チップセットは同社製Mini ITXマザーボード「EPIA-ME6000」などでも採用されているApollo CLE266＋VT8235で、AGP 8X対応のVGA機能を内蔵し（外部AGPスロットには非対応）、メモリはDDR266に対応している。そのほか、6チャネル出力対応サウンドや10Base-T/100Base-TX対応LANも搭載するなど機能もなかなか豊富だ。残念ながらAGPスロットは搭載していないが、安価なSocket 370対応CPUが利用できるだけにコスト重視の小型PCファンは要チェックの製品といえそうだ。 □VIA Technologies（http://www.via.com.tw/）

Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp