これは最近のアキバ事情を知っての販売戦略なのか…?韓国のMSDから美少女キャラをパッケージにプリントした一風変わったマザーボードが登場した。
製品は、i845PEチップセット搭載の「Avatar 845PE」、i845Eチップセット搭載の「Avatar i845E」、i845Dチップセット搭載の「Avatar 845D Up Plus」と「Avatar 845D」、Apollo P4X333搭載の「Avatar P4X333」と「Avatar V266A Plus」、Apollo P4X266Aチップセット搭載の「Avatar V266A」、SiS651搭載の「Avatar 651Pro」の計8モデル。いずれもSocket 478対応マザーボードだ。実売価格は8,380円~14,500円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
サンタクロースの衣装、アニメ「エヴァンゲリオン」のプラグスーツ風コスチューム、露出度の高いドレスなど、さまざまな衣装をまとった美少女系キャラを大きくプリントしたそのパッケージデザインは、とてもマザーボード製品とは想像がつかないもの。コムサテライト3号店のマザーボードコーナーに横一列に並べられたこれら製品を見ると「いったいここは何のショップだ?」と疑問に思うこと受け合いだ。
これだけ変わったパッケージだと中身が気になるところだが、実はマザーボード自体はEliteやShuttleの既存製品で、特にハードウェアとしてオリジナリティがあるわけではない。ただし唯一、Apollo P4X333チップセット搭載の「Avatar P4X333」だけは、SDR DIMMとDDR DIMMの選択が可能な初めてのFSB 533MHz対応製品だという特徴を持っている。
これらは、おそらく発売元のMSDが各メーカーのOEM品を独自にパッケージングしたものと思われる。ちなみに、同店ではPOPに元の製品のメーカー名と製品名を記しているので、購入の際に役立つに違いない。
ご存知のとおり、アキバは昨今アニメ系や同人系ショップの台頭著しく、アニメグッズが主な目的でアキバに訪れる人も少なくないという状況。PCパーツの世界も、こうした動きに徐々に飲まれていくのかも?
□MSD
http://www.msd.co.kr/
| (MSD製品) |
[撮影協力:コムサテライト3号店]