| |
【パッケージ】 | 【告知】 |
| |
【正式サポート】 | 【発表文】 |
25日(水)にスクウェアから「FINAL FANTASY XI for Windows」のATI製ビデオチップ搭載カードでの動作確認終了に関するリリースが発表され、これに呼応してアキバでもPOPなどでその旨をアピールするショップが現れ始めた。
FF XIの発売でGeForce4 Tiシリーズ搭載製品がいわば一人勝ち状態となっていたビデオカード市場だが、これでまた変化が現われることになるのかもしれない。
●RADEON 9700 PRO/9500 PROで動作確認
動作確認が取れたとされるのはRADEON 9700 PRO/9500 PRO搭載ビデオカード。あくまで動作確認が済んだ、というレベルの話のようで、リリース内には「正式対応」や「認定」といった文字は見当たらないが、これまでGeForceシリーズ以外は実際に動作させてみないとわからないという手探り状態だった状態が、これでRADEON 9700 PRO/9500 PROも選択候補に加えることができるようになったわけで、ユーザーにとってその意義は決して小さくないといえる。なお、動作確認済みのドライバは、現地時間の9日(月)付けで公開されたCatalyst 2.5 Driver Version 6.13.10.6218(Packaging Version 7.80-021107a-006642C)とされている。
GeForce4シリーズ搭載ビデオカードがFF XIの推奨環境とされたことで、アキバでのGeForce4 Ti4200搭載カードの人気が急激に高まったのは記憶に新しいところ。冒頭のとおり、ショップ側にもこれを機にRADEON 9700 PRO/9500 PROの売り込みを図ろうとする姿勢が見て取れる。
●GeForce4 vs RADEON
現時点でのおおよその最安値は、GeForce4 Ti4200搭載カードが16,000円前後、RADEON 9500 PRO搭載カードが28,000円前後と、価格の安さはGeForce4 Ti4200のほうが上だが、RADEON 9500 PROはGeForce4 Ti4600と同等かそれ以上のパフォーマンスを持つとも言われるだけに、コストと性能のバランスを重視するユーザーがRADEON 9500 PRO搭載カードになびく可能性は十分あるだろう。
いずれにしても、今回RADEON 9700 PRO/9500 PRO搭載ビデオカードが「FF XI動作確認済みカード」とされたことが、ATIにとって有利に働くことは間違いない。GeForceシリーズがこれまで優勢的に築いてきた陣地を、RADEONシリーズがどこまで取り崩すことができるのか、今後が見物だ。
□ATI社製チップ搭載グラフィックボードの動作確認について(スクウェア)
http://www.playonline.com/polnews/ffxi/news1486.shtml
□関連記事
【2002年11月9日】「FF XI for Windows」の発売で自作PCマーケットが活性化?
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021109/etc_ffxi.html
| (RADEON 9700搭載ビデオカード) |
| (RADEON 9500搭載ビデオカード) |
[撮影協力:WonderCity秋葉原店]