MP3ファイルに加えて本体内蔵のカラー液晶画面でDiVxコーデックによるMPEG-4ビデオも再生できるというARCHOSの20GB HDD内蔵多機能ポータブルプレイヤー「Jukebox Multimedia 20」が同社国内代理店のクエストから発売となった。実売価格は59,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
縦113×横79×厚さ30mmの手のひらサイズの本体に1.5インチ液晶画面や操作ボタンなどを備える「Jukebox Multimedia 20」は、一見単なるポータブルオーディオプレイヤーのように見えるが、MP3ファイルの再生(最大320kbps、CBR/VBR対応)のほか、26万色表示対応のカラー液晶画面で内蔵HDDに記録したDiVxコーデックによるMPEG-4形式ビデオ(352×288ドット、25fps)や画像(JPEG、BMP)も見られるという、まさに多機能プレイヤーだ。
ポータブルのMPEG-4/MP3プレイヤーとしては昨年3月にシャープから「MT-AV1」がすでに登場しているが、「Jukebox Multimedia 20」は記録媒体として大容量の20GB HDDを内蔵するほか、最近流行のHDD内蔵ポータブルオーディオプレイヤーを意識した本体デザインを採用している点で要注目といえる。再生だけでなく、デジタル/アナログ入力端子や内蔵マイクから入力した音声をリアルタイムでMP3エンコードし(最大160kbps、VBR対応)内蔵HDDに記録できるのも特徴のひとつだ。
PCとの接続にはUSB 1.1インターフェイスを使用し、デバイスドライバ不要で接続が可能。電源は充電式リチウムイオンバッテリーで、最大8時間のMP3再生が可能としている。また、MPEG-4ビデオは内蔵液晶画面だけでなくコンポジットビデオ端子経由で家庭用テレビに出力することも可能だ。
付属品は、USBケーブル、ACアダプタ、ヘッドホン、キャリングポーチ、ドライバ/アプリケーションCD-ROM(「MUSICMATCH Jukebox」などを収録)など。
なお、CFカードとスマートメディアが接続できる「フォトモジュール」(1月発売予定)や「カメラモジュール」(発売時期未定)、「USB 2.0/FireWire接続モジュール」(発売時期未定)といったオプションも今後登場する予定となっている。
「iPod」などのポータブルオーディオプレイヤーに比べるとやや本体は大柄だが、カラー液晶でMPEG-4ビデオが見られるというのは「Jukebox Multimedia 20」の最大の魅力。外出先で音楽を聴くだけでなく、ミュージッククリップを見るといった新たな楽しみ方ができそうだ。
□Jukebox Multimedia 20(クエスト)
http://www.qst.co.jp/news/release/jbm20_topics2.html
http://www.qst.co.jp/news/release/jbm20_topics.html
http://www.qst.co.jp/news/release/021106.html
□ARCHOS
http://www.archos.com/
| (クエスト Jukebox Multimedia 20) |
[撮影協力:T-ZONE. AKIBA PLACE]