【 2003年1月11日号 】
ServerWorksチップセットでは初のPentium 4マザーがデビュー
Trinity GC-SLTrinity GC-SL
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 Socket 603マザーボードではおなじみのServerWorks製Grand Champion SLチップセットを搭載しながらPentium 4に対応するという珍しいSocket 478マザーボード「Trinity GC-SL(S2707G2N-533)」がTyanから発売となった。実売価格は46,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 もともとGrand Champion SLはXeonだけでなくPentium 4にも対応していたのだが、これまでに発売されているのはXeon用のSocket 603マザーボードのみで、Socket 478マザーボードが登場するのは意外にも今回が初めてだ。

 「Trinity GC-SL」はシングルCPU対応で、SCSIインターフェイスやRAID機能なども装備しない、サーバ向け製品としてはローエンドといえるモデルではあるものの、入手性のよいPentium 4が利用でき、かつPCI-Xスロットが2本(133MHz/64bit対応×1、100MHz/64bit対応×1)が使えるというのは大きなメリットといえるだろう。そのほかの拡張スロットはPCI×3、DDR266対応DIMM×4で、AGPスロットは搭載していない。

 主な機能としては、VGA(ATI Rage XLビデオチップオンボード)と10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応LAN(2ポート)を装備。LANは一方がPCI-X接続で、もう一方がPCI接続となっている。またフォームファクタはATXで、電源仕様はATX12Vに準拠し、基板上に2列20ピン、2列4ピン、1列4ピンの3つの電源コネクタを搭載している。

 販売を行っている高速電脳では、「先行入荷分が少量入荷した」として販売中。安定した流通は来週からになるそうだ。

□Trinity GC-SL(Tyan Computer)
http://www.tyan.com/products/html/trinitygcsl.html
□Grand Champion SL(ServerWorks)
http://www.serverworks.com/products/GCSL.html

 (Tyan Trinity GC-SL)

[撮影協力:高速電脳]


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