日立がIBMのHDD事業部門を買収し設立した新会社「Hitachi Global Storage Technologies(日立グローバルストレージテクノロジーズ)」から初の製品が登場した。製品はIBM製HDDではおなじみ7,200rpmのIDE HDD「Deskstar 180GXP」シリーズに属する60GBモデルで、実売価格は9,680円。
今回、HDD本体の表面を直接見ることはできなかったが、外装のラベルには「HITACHI」ロゴや、新会社のWebサイトのURL「www.hgst.com」などがプリントされているのが確認できた。ただ、製品自体は従来のIBM製HDDと同じもののようで、シリーズ名だけでなく型番も以前と全く同じ「IC35L060AVV207-0」となっている。
ちなみに、日立とIBMがHDD事業の統合を発表したのは2002年4月。2003年1月に出資比率が日立70%、IBM30%の新会社を設立し営業をスタートさせており、2005年末には日立の100%子会社になるとしている。
今後は、新製品だけでなくIBM製HDDの既存モデルについても、徐々に今回の製品のようにHITACHIロゴに切り替わっていくものと推測される。完全に切り替わらずに、モデルによってはIBMロゴが残るといったことも考えられるが、IBMロゴにこだわりたいという人は今のうちから製品を確保しておいたほうがよいかもしれない。
□日立グローバルストレージテクノロジーズ
http://www.hgst.com/japanese/
□Deskstar 180GXP(Hitachi Global Storage Technologies)
http://www.hgst.com/hdd/desk/ds180gxp.htm
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【2003年1月6日】日立、IBMのHDD部門の買収完了(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0106/hitachi.htm
| (IBM製HDD) |
[撮影協力:PC-Success]