総ステンレスでラックマウントにも対応するという、AV志向のデザインを採用したmicroATX対応デスクトップケースがDigfanで展示されている。
同店がメーカー名を非公開、製品名を未定とするこのケースは、ステンレス筐体と前面に備えた透明アクリルパネルの双方の質感があいまって独特の高級感をかもしだしており、見た目重視派には注目の存在となりそうだ。
主な仕様は、ドライブベイがスリムタイプ光学ドライブベイ×1、3.5インチシャドウベイ×2、拡張スロットが4個(うちLowProfile対応スロットが2個)、電源がPentium 4対応200Wタイプ。中央部にドライブベイを装備したフロントパネルのルックスは、さながら「ラックマウントDVDプレイヤー」といった印象だ。また、ケース本体はmicroATX対応だが、搭載できるマザーボードは奥行きが23cmまでのものに限定されるという。
2つある前面USBコネクタのうち片方はフロントパネル面についておらず、かなり奥まった場所についているのも特徴。これは「ハイエンドオーディオソフトなどではUSBドングルを使うことが多いので、USBドングルを差しても飛び出した格好にならないように配慮した」のだという。
気になる価格や販売形態については、現時点ではケース単品での販売は未定で同店オリジナルの完成品PC(価格は20~30万円程度)として当面販売する予定としている。このケースを使って一からPCを自作してみたいと考えているユーザーにとっては単品販売を期待したいところだ。
なお、同店ではこのケースにPentium 4 2.80GHzなどのパーツを搭載したPCでのデモを店内で実施中だ。同店いわく、試作品のため細部は変更される可能性があり「(実物を見て)是非意見を聞かせてほしい」とのことなので、興味のある向きは同店まで出向いてみてはどうだろう。
| (PCケース) |
[撮影協力:Digfan]