ASUS製Socket 478対応ノート型自作PCキット「Degatto」シリーズの販売が始まった。店頭に並んだのは、15インチTFT液晶とCD-R/RW+DVD-ROMコンボドライブを搭載した最上位モデルの「D15 COMBO」、14インチTFT液晶とCD-R/RW+DVD-ROMコンボドライブの「D14 COMBO」、15インチTFT液晶とDVD-ROMドライブの「D15」、14インチTFT液晶とDVD-ROMドライブの「D14」という4モデル。実売価格は95,980円~108,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
机上据え置きタイプのデスクノートPC「Degatto」は、モバイル向けのノートPCに比べると本体サイズが幅330×奥行き280×高さ40~48mmと大型だが、デスクトップPC用のSocket 478対応CPUや168ピンDDR SDRAMモジュールといった汎用パーツが利用できるという特徴を持っている。動作にあたってはCPU、メモリのほか2.5インチHDD(9.5/12.7mm厚)やOSなどが必要だ。
CPUソケットやメモリスロット、HDDベイには本体底面からアクセスできる。場所ごとにカバーが取り外せるようになっているので、各パーツの取り付けは比較的簡単に行えるだろう。
主な仕様は、チップセットがSiS M651+SiS962、最大対応CPUクロックがPentium 4 2.80GHz、Celeron 2.2GHzで、メモリは最大512MB、HDDは最大40GB(Ultra ATA/100対応)まで搭載可能となっている。S/PDIF出力対応サウンド、10Base-T/100Base-TX対応LAN、USB 2.0、IEEE-1394、メモリカードリーダー(スマートメディア、メモリースティックなど6種類に対応)を搭載するなど機能も豊富だ。付属品はACアダプタなど。
机上据え置きタイプとあって本体は大きいが、小型のノートPCに比べてパーツの選択肢の幅が広いのは「Degatto」の大きなメリット。FSB 533MHz対応のPentium 4を搭載してハイスペックマシンに仕立てたり、余ったパーツを流用してセカンドマシンにしたりと、さまざまな使い方ができそうだ。
□Degatto(ユーエーシー)
http://www.uac.co.jp/news/daily/030203_7/degatto.html
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【2003年2月1日】汎用パーツが使えるASUS製Socket 478デスクノートがデモ中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030201/etc_degatto.html
| (ASUS Degattoシリーズ) |
[撮影協力:BLESS秋葉原本店]