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【2万円台中盤】 | 【コネクタ】 |
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【ST3120023AS】 | 【Barracuda Serial ATA V】 |
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【新入荷】 | 【背面】 |
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【15ピンコネクタ】 | 【変換ケーブル】 |
2002年12月に発売されたMaxtorの「DiamondMax Plus 9」シリーズに続いて、Seagateからも同社初のSerial ATA対応HDD「Barracuda Serial ATA V」シリーズがデビューを果たした。
登場したのは容量120GB、回転数7,200rpmの「ST3120023AS」で、実売価格は23,800円~24,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●電源コネクタに注意
先に登場しているMaxtorの製品はインターフェイスカードとのセットのみという形で販売されたが、今回の「ST3120023AS」はHDD単品での販売が行われている。すでにSerial ATA対応のマザーボードやインターフェイスカードを持っているユーザーにとっては待望の単品販売スタートといったところだろう。
しかし、「ST3120023AS」には従来のIDE HDDのような4ピン電源コネクタが用意されていない点に注意が必要だ。本体の側面にはSerial ATAコネクタやジャンパピンのほか、やや幅広のSerial ATAインターフェイス専用の電源コネクタを装備するのみとなっており、多くの電源ユニットに用意されているHDD用の4ピン電源ケーブルは残念ながら利用できない。現時点で入手できるSerial ATA電源ケーブルとしては、GIGABYTE製Apollo KT400搭載Socket Aマザーボード「GA-7VAXP Ultra」やGIGABYTE製i845PE搭載Socket 478マザーボード「GA-8PE667 Ultra2」の付属品があるのみとなっている。
ただ、「ST3120023AS」の要求する電源スペックは12Vと5Vのみとなっているため、過去に発売されている、すまいるのコネクタ変換ケーブル「SAP-154」(12V/5Vのみ対応)などを使うことで、4ピン電源ケーブルを利用することは可能なようだ。自己責任の範疇となるが、こうしたコネクタ変換ケーブルの利用を試してみるのも手だろう。
なお、BLESS秋葉原本店では初回販売分に限り、15ピン→4ピンの変換コネクタをサービスで添付しているとのこと。
●内部転送速度は71.6MB/s
そのほか、「ST3120023AS」の主な仕様は、ディスク枚数が2、内部転送速度が570Mbits/s(71.6MB/s)、平均シークタイムが9ms、バッファ容量が8MB、動作音量が25dB(アイドル時)となっている。内部転送速度はSerial ATAインターフェイスの150MB/sには及ばないものの、それでも非常に高い値となっておりハイパフォーマンスが期待できそうだ。
電源コネクタ形状は気になる部分だが、「ST3120023AS」は現時点で唯一単品での入手が可能なSerial ATA対応HDDだけに、パワーユーザーを中心に人気を集めるのは間違いないだろう。
□ST3120023AS(Seagate)
http://www.seagate.com/cda/products/discsales/marketing/detail/0,1081,563,00.html
□関連記事
【2002年12月14日】Serial ATAに対応したMaxtor製HDDが初登場、高速性をデモ中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021214/serialatahdd.html
【2002年12月14日】すまいる SAP-154(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20021214/ni_i_zz.html#sap154
| (Seagate ST3120023AS) |
[撮影協力:BLESS秋葉原本店とZOA秋葉原本店とSuperCOM]