ビデオチップ用巨大ヒートシンクや扇形CPUクーラーなどでおなじみのZALMANから、静粛性を重視したSocket 478用CPUクーラー2モデルが登場した。実売価格は銅モデルの「CNPS7000-Cu」が5,679円~5,980円、アルミ+銅モデルの「CNPS7000-AlCu」が4,600円~4,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「CNPS7000-Cu」と「CNPS7000-AlCu」は、付属のファンコントローラでファンの回転数を設定することにより静粛性を高めることができるCPUクーラー。サイズは幅109×奥行き109×高さ62mmとかなり大きいが、冷却性能と静粛性を両立させているのは何よりのメリットだ。主なスペックは、対応CPUがPentium 4 3.06GHz以上、動作音量が20dB。ファンの回転数は「Normal Mode」(2,400rpm/25dB)と「Silent Mode」(1,350rpm/20dB)の2段階に設定が可能だが、どちらに設定しても冷却性能に変わりはないとしている。
そのほか、Socket 754(Athlon 64)への対応がうたわれているのも特徴のひとつで、製品にはSocket 754で使用する際に必要になるというネジが付属している。対応クロックは2.0GHz以上という。
静音PCマニアにとっては注目の製品といえそうだが、「CNPS7000-Cu」の重量が773gと非常に重くなっているほか、マザーボードによってはCPUソケット周囲のコンデンサやビデオカードなどとCPUクーラー本体が接触する場合があるとしている点には要注意だ。特に後者については、同社のWebサイトに不具合が確認されているマザーボードなどの情報が掲載されているので、購入を考えている人は一度目を通しておいたほうがよいだろう。
□CNPS7000-Cu/CNPS7000-AlCu(ZALMAN Tech)
http://www.zalman.co.kr/english/product/cnps7000alcu.htm
http://www.zalman.co.kr/english/product/cnps7000cu.htm
http://www.zalman.co.kr/english/news/20030224.htm
| (ZALMAN CNPS7000-AlCu/Cu) |
[撮影協力:コムサテライト3号店]