Hyper-Threadingテクノロジ(HTT)を正式サポートするSiS655チップセットのBステップ版を搭載した初のSocket 478マザーボード「GA-8SQ800 Ultra」「GA-SINXP1394(GA-8SQ800 Ultra2)」がGIGABYEから登場した。実売価格は「GA-8SQ800 Ultra」が15,800円~17,500円、「GA-SINXP1394」が19,680円~21,800円(詳細「今週見つけた新製品」参照のこと)。
AGP 8XやIntel製のE7205を上回るDDR333メモリによるデュアルチャネルインターフェイスをサポートするチップセットとして注目を集めたSiS655だったが、デビュー当初出回ったのは、HTT非サポートのAステップ版を搭載したマザーボードのみだった。Aステップ版搭載の「GA-8SQ800 Ultra」「GA-SINXP1394」は独自にHTTをサポートしていたものの、一部機能の利用がサポート外となるという制限も付いていたため、購入に踏み切れなかったという人も少なからずいたことだろう。
そうした人にとって今回登場した「GA-8SQ800 Ultra」「GA-SINXP1394」はまさに待望の製品。両製品ともチップセットがBステップ版に変更された以外とくに従来モデルと違いは見当たらず、マイナーバージョンアップ版という印象が強いが、ハイパフォーマンスが期待できるHTT搭載版Pentium 4に対応したことは非常に大きなメリットといえるだろう。販売されている「GA-8SQ800 Ultra」のノースブリッジからヒートシンクを外してみると、チップ上には確かに「B0」の刻印があるのが確認できる。
なお、「GA-SINXP1394」には従来モデルと同様にIEEE-1394、S/PDIF(光/同軸)、Serial ATAなどのコネクタが利用できる数多くのブラケットが付属している。
両製品とも製品名やパッケージデザインは従来モデルから変わっていないが、パッケージ表面に「ハイパースレッディング正式対応!」などと書かれた、Bステップ版搭載を示すラベルが貼られているので、従来モデルとの見分けは簡単につく。現在出回っているのはBステップ版搭載製品がほとんどのようだが、購入時は念のためこのラベルの有無を確認したほうがよさそうだ。
□GA-8SQ800 Ultra/GA-SINXP1394(Gigabyte Technology)
http://www.gigabyte.co.jp/products/8sq800ultra.htm
http://www.gigabyte.co.jp/products/8sq800ultra2.htm
□SiS655(Silicon Integrated Systems)
http://www.sis.com/products/chipsets/oa/pentium4/655.htm
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【2003年2月1日】SiS655搭載Socket 478マザーが登場、Dual DDR SDRAM対応
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030201/ga8sq800.html
| (GIGABYTE GA-8SQ800 Ultra) |
| (GIGABYTE GA-SINXP1394) |
[撮影協力:コムサテライト3号店とツクモパソコン本店]