ファンコントローラーが標準で付属するCOOLER MASTER製のブロアーファン採用Socket A/370対応CPUクーラー「AERO 7(ASB-V73)」が発売になった。実売価格は3,680円~4,480円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
CPUクーラーとしては珍しいブロアー型のファンを搭載するこの「AERO 7」は、見た目がユニークなのはもちろんだが、付属のダイヤルコントローラでファンの回転数を1,900~4,500rpmの範囲で調節できるのも大きな特徴だ。ダイヤルコントローラは、付属するパネルやブラケットを使って3.5インチベイやPCケース背面の拡張スロットに装着できる。
風量は10.9~26.9CFMで、店頭でテストしてもらったところ、ファン回転数を最小にしても十分な風量が得られるのが確認できた。動作音も比較的静かだ。逆に、ファン回転数を最大にすると風量が非常に多くなる一方で動作音もかなり大きくなる。一時的にCPUを急速に冷却したい、あるいは高負荷のプログラムを動かすときだけ風量を多くしたいといった場面においては威力を発揮するだろう。
ただし、本体が非常に大きいのが難点。サイズは、ファンが70×70×70mm、ヒートシンクが71×71×38mmで、両者をあわせると高さは100mmにも及び、かつ幅もあるので、使用できるPCケースやマザーボードを選ぶことになりそうだ。
対応CPUは、Pentium III(Coppermineコア)が最大1.13GHz、Celeron(Tualatinコア)が最大1.6GHz、Athlon XPが3000+以上など。
□AERO 7(Cooler Master)
http://www.coolermaster.com.hk/product_detail.asp?lang=eng&at=boutique&category_id=1&product_id=9
| (COOLER MASTER AERO 7) |
[撮影協力:高速電脳]