ソフトウェアエンコードタイプでは初めてゴーストリデューサーと3次元Y/C分離回路の両方を搭載したTVキャプチャカード「ELSA EX-VISION 700TV」がエルザ ジャパンから登場した。実売価格は16,480円~18,500円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ゴーストリデューサーと3次元Y/C分離回路を搭載するTVキャプチャカードは、ハードウェアエンコードタイプではいくつか製品が発売されているが、ソフトウェアエンコードタイプは意外にも今回の「ELSA EX-VISION 700TV」が初めて。もちろん、両機能を搭載する製品の中では最も低価格だ。
ゴーストリデューサーと3次元Y/C分離回路にはNEC製を、TVチューナーモジュールには日立製を、ビデオデコーダチップにはPhilips製をそれぞれ採用している。キャプチャ機能の主な仕様は、対応フォーマットがMPEG-2/1、WMV9/8、AVI、最大ビデオ画素数が720×480ドット(「DVDフォーマット」使用時)、最大フレームレートが29.97、最大ビデオビットレートが10Mbps(MPEG-2/1時)。ソフトウェアは、キャプチャソフト「bitcast.TV」、ビデオ編集ソフト「MainConcept EVE」、外出先から録画予約が行える「reserMail」が付属する。
ハードウェアエンコードタイプに比べて高いスペックのCPU(Pentium 4、Pentium III 1GHz以上、Athlon 1GHz以上)が推奨されているものの、GHz級のCPUが広く普及している現在ではそれほど厳しい条件とはならないだろう。高画質と低価格を両立したTVキャプチャカードとして注目を集めそうだ。
□ELSA EX-VISION 700TV(エルザ ジャパン)
http://www.elsa-jp.co.jp/product/tv/exvision700tv/exvision700index.htm
| (ELSA EX-VISION 700TV) |
[撮影協力:コムサテライト3号店とWonderCity秋葉原店とパソコンハウス東映]