Athlon XP上位モデルの価格が急落している。ライバルIntelが新型Pentium 4の投入で性能の引き離しを図る一方、AMDは既存モデルの大幅な価格改定で応酬というわけだ。
Athlon XPは4月に入ってから値下がり傾向が強くなり始めていたが、今週はその動きに拍車がかかり、結果としてAthlon XPでは過去最大級の値下がりとなった。19日(土)時点のリテールパッケージ品の調査結果は、最上位の3000+は最安値で先週比19,181円安の40,799円、続く2800+は同12,001円安の28,999円、2700+は同7,220円安の23,580円、2600+は同8,581円安の19,799円といった具合で、最安値が軒並み1万円~2万円も下がっている(詳細は「CPU最安値情報」参照のとこ)。
値下がり幅がもっとも大きかったAthlon XP 3000+は、シリーズ最上位の最新モデルで、2月下旬に発売されたばかり。このときの最安値は73,980円で、たった2ヶ月で半額近くまで下がったことになる。Athlon XPとPentium 4を性能で単純比較することは難しいが、モデルナンバーを信用して比較すると、現時点では3000+や2800+など上位モデルはPentium 4の同クラスより若干安いという結果になっている。
今後の動き次第では“瞬間記録”で終わってしまうこともありうるが、少なくとも現状でアップグレード可能なSocket Aマザーボードを利用している人にとってはまたとない購入のチャンスになっている。
□Athlon XP(AMD)
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_1274_3734,00.html
| (AMD製CPU) |