【 2003年4月26日号 】
CD-R/RWドライブの最終型?プレクスターから52倍速製品
PX-W5232TA/NEPX-W5232TA/NE
PX-W5232TA/NEPX-W5232TA/NE
 「CD-R/RWドライブの最終型」として、独自の記録機能により80分のCD-Rメディアに980MBのデータ記録が行えるというCD-R 52倍速/CD-RW 32倍速書き込み対応ATAPI接続型内蔵CD-R/RWドライブ「PLEXWRITER Premium(PX-W5232TA/NE)」がプレクスターから登場した。実売価格は16,800円~18,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「PLEXWRITER Premium」の最大の特徴は、CD-Rメディアに対して通常の容量を上回るデータが書き込めるという独自機能「GigaRec」を搭載する点だ。「GigaRec」では、メディアへの書き込み時に線速度を最小1/1.4まで遅く変化させることで、通常の1.4倍の容量が書き込める。700MB/80分のCD-Rメディアを使えば、980MB分のデータが記録できるというわけだ。

 「GigaRec」使用時は書き込み速度が4倍速固定となるほか、記録したメディアの読み出しは「PLEXWRITER Premium」のみで保証される。とはいえ、保証外だが他のドライブでも読み出せるとのことなので、手持ちのドライブで試してみるとよいだろう。

 そのほか、挿入したメディアのトラッキング/平面度のブレを測定して、最大何倍速での記録が可能かなどを表示する「Q-Check」、アクセス速度/タイム、トレイ開閉速度をカスタマイズできる「SilentMode」、CD-Rメディアへの書き込み時にパスワードを設定することでデータを保護する「SecuRec」(専用ソフト「SecuViewer」を使えば他のドライブでも読み出し可能)など、多くの新機能を搭載している。

 そのほかの主な仕様は、読み出し速度が52倍速、バッファ容量が8MB、筐体サイズが幅146×高さ41.3×奥行き190mm。ソフトウェアは「nero5.5/neroExpress」「InCD」、前述の「GigaRec」「Q-Check」などの機能を搭載した「PlexTools Professional」が付属する。

 記録型DVDドライブの低価格化などの影響で市場の落ち込みが進んでいると言われるCD-R/RWドライブだが、速度向上の実現と多くの新機能を搭載した「PLEXWRITER Premium」は同社の意欲作ともいえるもので、久々のヒット商品となりそうだ。

 同社は「PLEXWRITER Premium」について「CD-R/RWドライブの最終型」「集大成」といった言葉を使ってプロモーションを行っている。明確にうたわれているわけではないが「プレクスター最後のCD-R/RWドライブ」とも取れるこうした言葉は、同社ファンにとっては非常に気になるところだ。

□PLEXWRITER Premium(プレクスター)
http://www.plextor.co.jp/products/Premium/Premium.html

 (プレクスター PX-W5232TA/NE)

[撮影協力:ぷらっとホームTSUKUMO eX.T-ZONE. PC DIY SHOP]


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