【 2003年5月3日号 】
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• 256MBメモリ搭載のGeForce FX 5600カードが入荷、PNY製
  

  ビデオメモリ容量が256MBのPNY製GeForce FX 5600搭載カード「GeForce FX 5600 AGP」が発売になった。実売価格は26,280円～28,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。これまでに登場している製品の倍となる256MBという大容量のビデオメモリを搭載するこの製品だが、128MB版の中心価格帯が23,000円前後にあることを考えると比較的安価といえる。現在は256MB以上のメモリを搭載するコンシューマ向けビデオカード自体が入手困難な状況となっていることもあり、ハイエンド志向のパワーユーザーを中心に人気を集めそうだ。「GeForce FX 5600 AGP」の主な仕様は、ビデオメモリタイプがDDR、出力コネクタがVGA、DVI、テレビで、基板上には円形のビデオチップクーラーやメモリチップに沿ってヒートシンクが装備されている。 □GeForce FX 5600 AGP（http://www.pny.com/products/verto/geForceFx/5600agp.cfm）

• PCI接続のGeForce FX 5200搭載ビデオカードが初登場
  

  GeForce FX 5200搭載ビデオカードでは初のPCI接続モデルとなる「GeForce FX 5200 PCI」がPNYから登場した。実売価格は15,280円～16,800円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「GeForce FX 5200 PCI」の主な仕様は、ビデオメモリが128MBのDDRタイプ、出力コネクタがVGA×2、テレビ。VGA、DVI、テレビの各出力コネクタを1個ずつ装備する製品が大半を占めるGeForce FXシリーズ搭載カードの中では、VGAコネクタを2個装備する「GeForce FX 5200 PCI」は非常に珍しい存在といえる。また、PCIコネクタ付近の配線パターンが細かく蛇行しているのも特徴のひとつ。おそらくこれは、各配線の長さを均一化するためのものだろう。静音PCマニアにとってはチップクーラーがファン搭載タイプなのが残念なところだが、AGPスロットを持たないキューブ系PCなどのユーザーには重宝される存在となりそうだ。なお、同梱のメモによると、nForce/nForce2搭載マザーボードではカードの認識時に不具合が発生するとのことだが、付属CD-ROMのセットアッププログラムを直接起動することで回避が可能としている。 □GeForce FX 5200 PCI（http://www.pny.com/products/verto/geForceFx/5200pci.cfm）

• GeForce FX 5600 Ultra搭載カードが発売、シリーズ出揃う
  

  GeForce FX 5600 Ultraビデオチップを搭載した初のビデオカードがLeadtekから発売になった。型番は「WinFast A310 Ultra TD MyVIVO」で、実売価格は 29,600円～30,480円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。これで最下位の5200から最上位の5800 Ultraまで、GrForce FXシリーズの全6種類がようやくすべて出揃ったことになる。GeForce FX 5600 UltraはGeForce FX 5600の高速版で、基本機能はGeForce FX 5600とほぼ同等。公称性能は8,800万 Vertices per Second、14億 texels/secで、特殊な冷却を必要としないGeForce FX系ビデオチップとしては最高の性能を持つ。今回の製品は、ビデオ入出力機能を持つほか、128MBのビデオメモリとVGA/DVI出力機能も備えている。なお、4ピンの電源入力コネクタによる補助電源が必要なので要注意。 □WinFast A310 Ultra TD MyVIVO（http://www.leadtek.co.jp/3d_graphic/winfast_a310_ultratd_myvivo_1.htm）

• オペアンプの交換が可能なサウンドカード発売、「PARAO 5.1」
  

  オペアンプのチップ部品交換によって異なる音質が楽しめるというCMI8738/PCI-6ch-MX搭載5.1チャネル出力対応サウンドカード「PARAO 5.1」がAUDIOTRAK（エゴシステムズ）から登場した。実売価格は5,800円～7,480円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。「PARAO 5.1」は基板上に8ピンDIPタイプのソケットを3個装備し、ここに装着するオペアンプの種類により音質が変わるというのが最大のウリ。現時点で使用可能とされているオペアンプはTIのOPA2134/OPA2604、Analog DevicesのAD712/AD823/AD827など7種類で、そのほかのオペアンプについても同社に問い合わせ後に使用してほしいとしている。自分好みのオペアンプが見付かるまでかなり苦労するかもしれないが、その過程も含めて楽しめるというPCサウンドマニアにはなかなか面白そうなアイテムといえるだろう。ただし、製品にオペアンプは付属していないので、持っていない人は製品購入時に入手し忘れないように注意したいところ。また、オペアンプは3個（6チャネル分）が必要となる。現時点ではコムサテライト3号店がNE5532(150円)とOPA2134（390円）、OPA2604（800円）を店頭販売中だ。 □PARAO 5.1（http://www.egosys.co.jp/audiotrak/parao51.htm）

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