Opteronに対応したマザーボードの第2弾として、RIOWORKS製Dual Socket 940マザーボード「HDAMA」が発売となった。実売価格は89,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「HDAMA」は、先週登場したMSIの「K8D Master-F」に続く、Opteron対応マザーボードの第2弾。「K8D Master-F」と同様に、チップセットはAMD-8131/AMD-8111の2チップ構成で、AGPコントローラのAMD-8151は搭載していない。サウンドコネクタを装備しないのも「K8D Master-F」と同じだが、「HDAMA」はパラレルポートまで省略されており、I/Oパネル部のコネクタはPS/2×2、USB×2、シリアル×1、VGA×1、LAN×2のみという非常にシンプルな構成になっている。なお、製品に同梱されている日本語によるメモによると、パラレルポート部分のふさがったI/Oシールド板は5月上旬に用意できるとしている(具体的な入手方法は不明)。
オンボードデバイスはVGA(ATI Rage XL)、Gigabit Ethernet×2(Broadcom製チップ)、Serial ATA RAID(PROMISE製チップ)を装備。拡張スロットは32bit/33MHz PCI×2、64bit/66MHz PCI×2、PCI-X×2、DDR333対応DIMM×8(最大16GB)が用意されている。ただし、前出の日本語メモでは、PCI-Xスロットは100MHz駆動で、ジャンパで133MHz設定に切り替えた場合の動作は未確認としているので、対応するカードの使用を考えている人は要注意だ。
そのほかの特徴としては、BMC(Baseboard Management Controller)用のAMCコネクタ、ラックマウント用の横向きEPS12V電源コネクタ、スリムタイプのFDDコネクタを搭載する点が挙げられる(通常タイプのEPS12V電源コネクタとFDDコネクタも搭載)。
グラフィックス性能を重視するパワーユーザーとしてはAGPスロット非搭載なのが惜しまれるところだが、Opteron対応マザーボードの入手自体が難しい現状を考えれば「HDAMA」も非常に貴重な存在であることは間違いない。
□HDAMA(RIOWORKS/リオワークス)
http://www.rioworks.com/HDAMA.htm
http://www.rioworks.co.jp/products/hdama.html
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030426/opteron.html
| (RIOWORKS HDAMA) |
[撮影協力:ぷらっとホーム]