【 2003年5月10日号 】
Baby-ATフォームファクタのSocket 478マザーが近日登場
P4XB P4XB
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 久々にBaby-ATフォームファクタのマザーボードが近日登場する。今度はなんとSocket 478に対応したマザーボードで、製品はCommate製「P4XB」。10日(土)現在は輸入元のITCにサンプル品が到着している状況で、アキバのショップではSuperCOM(予価14,800円/5月中旬入荷予定/予約受付中)やパソコン ショップ アーク(予価14,980円/予約受付中)、コムサテライト3号店(予価1万円台中盤)、TSUKUMO eX.などが入荷告知を行っている。コムサテライト3号店では近日中にサンプル品の展示も行う予定という。

 Baby-ATフォームファクタのSocket 478マザーボードはもちろんこの「P4XB」が初めて。チップセットはApollo P4X266A+VT8233A、メモリはPC133 SDRAM(最大2GB)対応という今からすればやや古臭いスペックだが、そもそもフォームファクタ自体が枯れたBaby-ATだけに、過去の資産(パーツ)を利用してPCを組むという用途には十分だろう。

 とはいうものの、FSB 533MHzやUltra ATA/133、USB 1.1に対応しており、決して古いパーツや機器しか使えないというわけではない。そのほか、6チャネル対応サウンド、10Base-T/100Base-TX対応LANを装備するなど機能面も比較的充実している。ただし、Baby-ATマザーボードとあって、USB、サウンド、LANなどのコネクタはブラケット経由で提供される形となる。

 そして、気になる電源の仕様については、ITCがCommateに問い合わせたところによると、AT/ATXのいずれの電源を使う場合でも容量300W以上で、+12Vラインには15Aが出力できるものが必要という(基板上には両タイプの電源コネクタと4ピンのATX12Vコネクタを装備している)。対応CPUについては「2.66GHzまでは検証済み」(Commate)とのこと。

 古いATケースのユーザーの中には電源仕様がネックとなる人もいるかもしれないが、入手自体が困難なBaby-ATマザーボードの新製品で、かつ現在唯一のSocket 478対応製品となるだけに注目を集めることは間違いない。

□P4XB(Taiwan Commate Computer)
http://www.tcommate.com.tw/EN/INFORM/soket478/P4XB_E.htm
□ITC
http://www.itc-web.jp/
□関連記事
【2002年7月19日】久々にBabyATのSocket 370マザー登場、AGPスロットも装備
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020719/etc_tigaatmb.html

 (Commate P4XB)

[撮影協力:パソコン ショップ アークITC]


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