【 2002年7月19日号 】

久々にBabyATのSocket 370マザー登場、AGPスロットも装備

TI-815E+STI-815E+S
TI-815E+STI-815E+S

 目立ったものとしては1月末に発売されたZidaの「TX810EU」以来となる、久々のBabyATフォームファクタ対応のSocket 370マザーボードがアキバに登場した。製品は、聞き慣れないTIGAというメーカーのi815Eチップセット搭載Socket 370マザーボード「TI-815E+S」で、実売価格は7,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 搭載するi815EチップセットがB-Stepなのかどうかは不明だが、付属マニュアルに記載されている対応CPUがFC-PGAタイプのPenitum III、FC-PGA/PPGAタイプのCeleronなどとなっており、FC-PGA2の文字が見当たらないことから残念ながらTualatinコアCPUには対応しないようだ。

 しかし、この「TI-815E+S」はBabyATフォームファクタながらAGPスロットを備えるという珍しい製品でもある。同様の特徴を持つマザーボードとしては2年近く前に発売されたApollo Pro133搭載のDCS製「370VB」以来、Intel製チップセットを搭載したものとなるとおそらく今回が初めてだろう。なお、搭載するスロットはAGP×1、PCI×3、SDR SDRAM DIMM×2で、IDEインターフェイスに関してはUltra ATA/66までの対応となっている。

 そして、BabyATフォームファクタだけに基板サイズが220mm×170mmとコンパクトなのも魅力のひとつ。サウンドやUSBといったオンボード機能を利用するには付属ブラケットの装着が必須になるものの、基板上には20ピンのATX電源コネクタも備えており、ATX対応の小型ケースと組み合わせて小型PCを自作する、といった用途にも応用できそうだ。

□TI-815E+S(TIGA Technology)
http://www.tigatech.com/tiga/ti-815e+c.html
□関連記事
【2002年1月26日】ATフォームファクタ初のTualatin対応マザーがTOMATOブランドから登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20020126/etc_tx810eu.html
【2000年12月9日】ATフォームファクタのApollo Pro133搭載Socket 370マザーが登場
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20001209/etc.html#370vb

 (TIGA TI-815E+S)

[撮影協力:パソコン工房秋葉原店]


[前の記事]: カノープスのSocket 478用最新CPUクーラー「Firebird R7S」登場
[次の記事]: nForce2-GT搭載Socket Aマザーが展示中、MSIとASUSの製品

[ Back ]戻る  

Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.
E-Mail:akiba-pc-info@impress.co.jp