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【パッケージ】 | 【梱包内容】 |
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【Athlon XP 3200+】 | 【OPN】 |
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【400MHZ Front Side Bus】 | 【パッケージ側面】 |
AMDから13日(火)に正式発表されたFSB 400MHz対応の新型Athlon XPがついにデビューを果たした。第1弾となったのはモデルナンバー3200+(動作クロック2,200MHz)で、実売価格は55,759円~59,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●Socket A初の400MHz FSB
Socket A対応CPUで初めてFSB 400MHzに対応し、FSB 800MHz版Pentium 4の対抗馬とされる新型Athlon XPだが、FSBが引き上げられた以外にこれといった特徴がないのが実際のところ。製造プロセスルール0.13μm、1次キャッシュ128KB、2次キャッシュ512KB、動作電圧1.65Vといった仕様は従来どおりだ。
とはいえ、新型Athlon XPのデビューによりSocket AプラットフォームでFSB 400MHz+DDR400という最強の環境が構築できるようになったのは、性能重視のパワーユーザーには見逃せないところだ。NVIDIAのFSB 400MHz/DDR400対応チップセットの新型nForce2を搭載したマザーボードやDDR400メモリと組み合わせることで、従来のベストだったFSB 333MHz+DDR400環境を上回るパフォーマンスが期待できる。
●発熱量はさほど増えていない
気になる発熱量については、指標となるThermal Powerの値は、3200+が最大76.8W/標準60.4Wで、従来のFSB 333MHz版3000+(最大74.3W/標準58.4W)から若干ながら向上している。下位モデルのFSB 400MHz版3000+は最大68.3W/標準53.7Wと、こちらは2500+/2600+/2800+並みとなっているので、発熱量の低さを優先するのであれば、3000+をチョイスするのがよさそうだ。
対応マザーボードに関しては、前述のとおりチップセットは新型nForce2がすでにあり、現時点ではMSI「K7N2 Delta-L(MS-6570)」、Leadtek「WinFast K7NCR18D-ProII」といった搭載製品が発売されている。このほかのFSB 400MHz対応チップセットはSiSの「SiS748」、VIAの「Apollo KT600」がすでに発表されており、これらを搭載したマザーボードの早期登場も期待されるところだ。
●最速Socket A環境を作るには必須
仕様面を見る限りではマイナーバージョンアップモデルともいえそうな新型Athlon XPだが、Socket Aプラットフォームでハイパフォーマンスを目指すのであれば見逃せない製品であることは間違いない。既存モデルに比べて割高感もあるが、パワーユーザーを中心に人気を集めそうだ。
□AMD Athlon XP 3200+(AMD)
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_3734,00.html
http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~70882,00.html
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【2003年4月12日】FSB 400MHz対応をうたったnForce2マザーがMSIから
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030412/etc_k7n2.html
【2003年3月1日】Athlon XP 3000+と2500+のリテールパッケージが発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030301/etc_xp3025box.html
| (AMD Athlon XP 3200+) |
[撮影協力:PC-Success本店とコムサテライト3号店]