【 2003年5月17日号 】
円柱熱伝導体と多段フィンを採用したCPUクーラーが登場
DP101 DP101
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 「Superconductor Tube」なる熱伝導体と大型フィンの組み合わせにより高い冷却性能と静粛性を実現できたというSocket A対応CPUクーラー「Deep Impact(DP-101)」がAerocoolから登場した。実売価格は5,950円~6,279円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「Deep Impact(DP-101)」は円柱形の熱伝導体「Superconductor Tube」をアルミ製の水平多段タイプのフィンですっぽりと覆い、側面に冷却ファンを装備するというユニークな構造のCPUクーラー。見た目がレース用自動車エンジンの冷却装置のようでもあり、なんとも勇ましい。なお、今回販売されている製品は冷却ファンの固定パーツがブルーで着色加工されているが、AerocoolのWebサイトにある製品ラインナップを見ると、ほかにパープル、オレンジ、イエローといったカラーバリエーションもあるようだ。

 技術的な点での要といえる「Superconductor Tube」は高さが110mmもあり、CPUコア接触部から本体最上部までを貫くかたちになっている。材質はとくに明らかにされていないが、見た目では銅と何か別の素材のハイブリッドと思われる。持ってみた感じでは意外と軽いので、少なくとも伝導体全てが銅製というわけではないようだ。

 そのほかの仕様は、ファン回転数が3,000rpm、風量が13.3CFM、対応CPUがAthlon XP 3000+以上となっている。高さがあるため使える環境を選ぶが、謎の熱伝導体「Superconductor Tube」の効果を試したい人、見た目のグレードアップをしてみたい人は試してみてはどうだろう。

□DP-101(Aerocool Advanced Technologies)
http://www.aerocool.com.tw/aerocool-files-v3/cooler/dp101.htm
http://www.aerocool.com.tw/aerocool-files-v3/main.htm

 (Aerocool DP-101)

[撮影協力:CUSTOMSuperCOM]


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